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新型フェアレディZ全グレードがついに発表!最も安価なグレードでは524万円、最上位グレードでは696万円、GRスープラの499万円〜731万円とモロに競合

新型フェアレディZ全グレードがついに発表!最も安価なグレードでは524万円、最上位グレードでは696万円、GRスープラの499万円〜731万円とモロに競合

| 新型フェアレディZのエンジンは全車405馬力の3リッターターボ、GRスープラ「RZ」の387馬力を大きく超える |

予想よりも高い価格で出てきたものの、全般的に見て新型フェアレディZはお買い得のようにも見える

さて、日産がフェアレディZ「全グレード」の価格を発表。

これまではコンセプトモデル発表時の仕様を意識した「フェアレディZ Proto Spec(696万円)」のみの発表であったものの、これで全グレードの価格が出揃ったということになりますね。

なお、もっとも安価なグレードは「フェアレディZ」の521万1500円、最も高価なのは「フェアレディZ Proto Spec」の696万6300円という設定です。

日産が新型フェアレディZを国内正式発表、価格はProto Specで予想を遥かに超える696万円、同時にZ432R風のカスタマイズモデルも
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新型フェアレディZの詳細はこうなっている

そこでこの新型フェアレディZの詳細を見てみたいと思いますが、搭載されるエンジンは全グレード共通で「3リッターV6ツインターボ」、最高出力は298kW(405PS)、最大トルクは475N・m(48.4kgf・m)というスペックです。

トランスミッションは「6速マニュアル」「9速AT(9MT-ATx)」の2種で、エンジン性能・特性は両方のトランスミッションで共通です。

ボディサイズも前者共通で全長4380ミリ、全幅1845ミリ、全高1315ミリ、ホイールベースは2550ミリ。

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なお、トランスミッションにつき、6速マニュアルは「ターボ化」されたことによって増大したパワーとトルクに対応すべくクラッチディスクとギアを強化したといい、新設計のシンクロナイザーシステムの採用、そしてシフトプロファイルの変更によって「ドライバーの意のままのスムーズなシフトチェンジを可能にする」と発表されています。

メルセデス・ベンツ譲りとなる9速オートマチックには2つのドライブモードが備わり、街乗りや高速道路でのロングドライブに最適な(つまり快適志向の)STANDARDモード、そしてキビキビしたフィーリングを実現するSPORTモード(エンジン、トランスミッションのレスポンスが鋭くなり、ステアリングの重さやVDC制御がスポーツ走行向けに最適化される)の2つにて構成されることに。

さらには両トランスミッションとも、日産の後輪駆動車として初めて、ローンチコントロールを搭載して停車時からの加速性能を向上させた、とも発表されています(ただしタイムは発表されていない)。

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新型フェアレディZはボディも強化

日産によれば、「フェアレディZ」らしい走りであるシャープな回頭性を実現すべく、ボディのフロント部とリヤクロスメンバーを重点的に補強したとのことで、バックドア周辺の剛性も高めており(どれくらい剛性が高まったのかという数値の発表はない)、これによって路上のギャップを乗り越えた際の振動音を低減しています。

これに加え、直進安定性を向上させるべく「ハイキャスター」サスペンション(フロント)を採用して直進性の向上と修正舵の低減を図り、ダンパーにはモノチューブを採用して接地性と乗り心地の改善も行われているようですね。

なお、ブレーキシステムはグレードによって異なりますが、上位グレードにはGT-Rの開発思想を踏襲したアルミ製対向ピストン内蔵キャリパーが与えられ、ブレーキブースターは「0.01ミリレベル」で調整され、初期の効きを高めたほか、剛性感も高めることによってコントロール性を高めている、と紹介されています。

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新型フェアレディZのボディカラーは「9パターン」、シートバリエーションは4パターン

そして新型フェアレディZのボディカラーは「イカズチイエロー/スーパーブラック 2トーン」「セイランブルー/スーパーブラック 2トーン」「カーマインレッド/スーパーブラック 2トーン」「ステルスグレー/スーパーブラック 2トーン」「プリズムホワイト/スーパーブラック 2トーン」「バーガンディー」「ダークメタルグレー」「ミッドナイトブラック」の9パターン。

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シートについてはグレードによってデザインが異なり、こちらは「フェアレディZ バージョンST」。

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「フェアレディZ バージョンS」。

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「フェアレディZ バージョンT」。

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「フェアレディZ 」。

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新型フェアレディZのグレード構成と価格はこうなっている

そしてこちらは新型フェアレディZのグレード構成と価格。

新型フェアレディZのデザインは初代フェアレディZ(S30)、そして1989年発表のZ32世代のフェアレディZのへのオマージュですが、グレード構成(名称)は「Z32」を連想させ、これはGRスープラが「80スープラと同じグレード名にした」ことを意識したのかも。

ちなみに納車については、もともと予定していた「2022年6月」から(サプライチェーンの問題で)2022年夏頃へと延期されています。

グレードトランスミッション価格
フェアレディZ6MT5,241,500円
フェアレディZ Version S6MT6,063,200円
フェアレディZ Version ST6MT6,462,500円
フェアレディZ Proto Spec6MT6,966,300円
フェアレディZ9MT-ATx5,241,500円
フェアレディZ Version S9MT-ATx5,687,000円
フェアレディZ Version ST9MT-ATx6,462,500円
フェアレディZ Proto Spec9MT-ATx6,966,300円

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なお、オプションについて、メーカーオプションだと「BOSEサウンドシステム」「アクティブ・サウンドコントロール」「アクティブ・ノイズコントロール」(グレードによる)、ディーラーオプションが「キッキングプレート」「トノカバー」「フロアカーペット」「ドライブレコーダー」「フロント&リアスポイラー(グレードによる)」「マッドガード」といったところ。

装備面については、「フェアレディZ バージョンS / バージョンST」だとホイールが19インチになり(無印のフェアレディZ / バージョンTだと18インチ)、ブレーキもアルミ製対抗ピストン内蔵キャリパーへと変更されるほか、内装の素材にも差が出るようですね。

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参照:日産(プレスリリース), 日産(フェアレディZ製品ページ)

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