| ただし現時点ではこのアヴィーニャ・コンセプトが発売される可能性は薄そうだ |
資金力があるだけに、今後なんらかの面白いクルマを発売しそう
さて、ジャガー・ランドローバーの親会社であるインドのタタ。
同じインドでもマヒンドラだと時おりニュースが流れるものの、タタ関連のニュースはほとんどなく、しかし今回”珍しく”コンセプトカーを発表しています。
このコンセプトカーは「アヴィーニャ(Avinya)」と命名されており、これはサンスクリット語で「革新」という意味を持つのだそう。
パワートレインは「ピュアエレクトリック」
このアヴィーニャ・コンセプトのパワートレインは「ピュアエレクトリック」だと紹介されており、30分の充電にて500kmぶんの走行距離を賄うだけの充電ができるそうですが、その詳細については現時点では明かされておらず、おそらくこのアヴィーニャ・コンセプトは「市販前提」ではなく、文字通りの「コンセプト」カーなのだと思われます。
ボディ形状はミニバン的ではあるものの全高はやや低く抑えられ、その雰囲気は「スタイリッシュ」。
「ピュアエレクトリック」として設計されたクルマらしく前輪と後輪は車体の後ろへと追いやられて室内空間を最大化していますが、これはもちろん「ガソリンエンジン車のように、エンジンやトランスミッション含むドライブトレーンの配置による制約を受けない」ため。
そしてその室内空間の広さを最大限に活かすべく、そのドアは「観音開き」。
こういった「スタイリッシュなミニバン的フォルム」もまた次世代エレクトリックカーの特徴の一つではありますが、今後はガソリン車では実現できないようなパッケージングを持つクルマが多数登場することになるのかもしれません。
その場合、つまりこれまでになかったボディ形状が登場しそれがメインストリームになったとすると、クーペやセダン、SUV、カブリオレ、ミニバンなど現状のボディ形状に加えて「新しい名称」が登場するのかどうかは興味のあるところ。
ちなみに先日発表されたアウディ・アーバンスフィア・コンセプト、レクサスLF-Zエレクトリファイド・コンセプトもやはり「スタイリッシュなミニバン」形状を持つクルマたちでもありますね。
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このバー状のヘッドライト、そしてやはりバー状のテールランプにはタタのロゴが再現されており、特徴的なルックスを実現しています。
タタ・アヴィーニャ・コンセプトのインテリアはこうなっている
そしてこちらはこのタタ・アヴィーニャ・コンセプトのインテリア。
やはり同様のボディ形状を持つ他社のコンセプトカー同様に「ラウンジ」的構造を持っており、シートも当然「回転式」。
おそらくはシートを「対面形式」に動かすことができ、ステアリングホイールを格納することで完全自動運転モードに移行できるのだと思われます。
ステアリングホイールには液晶パネルが内蔵されており、これも多くのコンセプトカーに見られる意匠ではあるものの、「エアバッグ内臓の必要性を考慮すると」実現は難しいのかもしれません。
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