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マセラティがMC20のオープン版の名称を「シエロ(チェロ)」とし、5月25日に発表すると公表。ティーザー動画では「ルーフを開ければ、新たな可能性に手が届く」

2022/05/17

マセラティがMC20のオープン版の名称を「シエロ」とし、5月25日に発表すると公表。ティーザー動画では「ルーフを開ければ、新たな可能性に手が届く」

| 世界の殆どの地域において、オープンカーは単に「屋根が開く」以上の特別な存在として捉えられている |

今のところ、マセラティMC20シエロのルーフ構造やオープン状態は「謎」のまま

さて、マセラティがMC20のオープンモデルの名称を「Cielo(シエロ)」とし、5月25日に発表するとアナウンス。

この「シエロ」はイタリア語で空を意味しますが、プレミアムカーメーカーのいくつかは単に「オープン」や「コンバーチブル」呼ばずに独自の名称を用い、アストンマーティンのように「ヴォランテ(開放という意味のイタリア語)」と呼ぶ場合も。※MC20も「MC」はマセラティコルセ、「20」はマセラティの新しい計画がはじまった2020年を意味している

ちなみにオープンカーを表す言葉は「バルケッタ」「ドロップヘッド」「ロードスター」「スパイダー」といったものがあり、各自動車メーカーはそのクルマのスタイルにあわせてこれらを使い分けることもあるもよう。

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「ルーフを開ければ、新たな可能性に手が届く」

そして今回マセラティが公開した最新ティーザー動画では「ルーフを開ければ、新たな可能性に手が届く」。

この言葉が示すように、オープンモデルとは単に「屋根が開く」だけではなく様々な意味を内包しているクルマだと考えられ、だからこそ人々はオープンカーに憧れたり、そしてメーカー側もオープンカーを特別なクルマだと位置づけているのかもしれません(ある意味、オープンカーは実用的なクルマとは対極に位置する存在でもある)。

実際のところ、マセラティもMC20シエロについて、「真のスーパースポーツカーの特権をすべて維持しながら、大自然の中でドライビングプレジャーを満喫できる」ことを強調しており、その存在の排他性を強調しています。

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現在公開されているティーザー画像はいずれも「ルーフを閉じた状態」のものばかりで、ボディ前面に貼られたカモフラージュ用のシートは「シエロ」の名の通り空をイメージしたもの。

今のところその開閉方法やオープン状態を知ることはできませんが、おそらくはハードトップ(ダブルバブルルーフを持つようにも見える)、そしてルーフを収納すると、クーペでは目にすることが可能なそのエンジンを見ることができない可能性も。

2023-Maserati-MC20-Cielo-1

パワートレインについても現在なんら情報がなく、しかしMC20クーペと同じく621馬力を発生する3リッターツインターボエンジンを積むものと思われ、トランスミッションは8速デュアルクラッチ、駆動輪は後輪のみ、というのもクーペ同様だと考えて良さそう。

なお、MC20クーペの0-100km/h加速は2.9秒、最高速度は323km/hですが、MC20シエロではやや控えめなものとなるかもしれません(ただしMC20はカーボン製バスタブシャシーを持ち、オープン化による補強がさほど必要ないと思われるので、マクラーレン同様にクーペとオープンモデルとで変わりないパフォーマンスを発揮する可能性も)。

製造については、ヴィアーレ・チーロ・メノッティ工場にて、MC20クーペと同じ組立ラインにて行われることがアナウンスされていますが、フェラーリ同様にオープンモデルの販売を「制限」するかどうかは不明です。

2023-Maserati-MC20-Cielo-3

現在のところMC20の受注は非常に好調だといい、一部では納車が始まっているものの、「転売しないように」というお触れが出回っているという話もあり(ただし実際には転売がなされているようだ)、そこへ来てこのオープンモデルの追加ということになるため、いっそうこのMC20の人気が盛り上がることになるのかもしれません。

このMC20については、ガソリンエンジン搭載モデルのほか、後にピュアエレクトリックモデル(ガソリンエンジンよりもはるかにパワフルになるようだ)が追加されることが正式にアナウンスされており、となると「グレカーレ」同様に設計時からEV対応の構造を持っていると考えて良さそうですが、EV版については「いつ登場するのか」現時点では正確なコメントが出されておらず、しかし現在のバッテリー性能がマセラティの(MC20に対して)求めるレベルに達しているとは思えず、よって”まだまだ先”になるのかもしれませんね。

マセラティMC20「シエロ」のティーザー動画はこちら

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参照:Maserati

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