ランボルギーニ/フェラーリ/ポルシェオーナーのブログ。クルマのほか、腕時計、トラベルなどライフスタイルに関わる情報をお届けします。

Life in the FAST LANE.

>BMW(ビー・エム・ダブリュー)

BMWとミニもディーラーによる車両販売をやめ「メーカー直販方式」へと切り替えるようだ!あわせてBMWは「F1に復帰する意思はない」ともコメント

投稿日:2022/05/27 更新日:

BMWのステアリングホイール

| 今、ヨーロッパの自動車メーカーでは思ったよりも大きな構造改革が行われている |

いまだかつて、これほどまで同時多発的に変化が多様化した時期はないだろう

さて、メルセデス・ベンツとアウディは現在の「ディーラーが車両を販売するスタイル」から、「メーカーが消費者へと直接販売を行うスタイル」へと切り替えると発表していますが、今回BMWも同様の方針を固めたもよう(以前からウワサはあった)。

これはヴィラ・デステ・コンコルソ・デレガンツァにて、BMWの販売・マーケティング責任者を務めるピーテル・ノータ氏が語ったもので、まずはヨーロッパにてこれを導入し、現在のディーラーによる販売形態を順次終了させることになるもよう(ミニ・ブランドでは2024年から、BMWブランドでは2026年から終了するというウワサもある)。

これはいったいどういったことなのか?

この新しい販売方法についてですが、これまではメーカーがディーラーへとクルマを販売し、そしてディーラーは在庫を持ちながらクルマを売ることでその収益を得ていたわけですが、今後はメーカー(BMW)が直接消費者にクルマを販売し、そのクルマを消費者へと納車するのがディーラーの主な役割となるようですね。

そしてディーラーは納車した台数に応じてBMW本体から手数料を受け取ることになると報じられていて、つまり新制度導入後はディーラーが消費者にクルマを販売したり在庫を持つことはなくなるとされ、これはかなり大きな変化なんじゃないかと思います。

ちなみにこれまで(欧州では)車両1台を販売するごとに(車両販売価格の)12~16%の利益があったとされ、しかし新制度による手数料はその半分くらいになるとされ、つまりディーラーとしては収入が大きく減ることに(このほか、整備などメンテナンスによる収入を得ることができる)。

ただ、BMWとしては、ディーラーがこれまでのように在庫を持つ必要がなくなり、そして独自に宣伝広告費をかけたり、営業活動を行う必要がなくなるために経費負担が減少して運営コストが下がると認識しており、大きな視点で見ると新方式のほうが非常に効率的だと考えているようですね。

ちなみにBMWは、その販売台数を確保するため、ディーラーに対して「無理な販売台数」を押し付けていたことも報道されていますが、今後はそれがなくなるということも意味していると考えて良さそうです(その場合、どうやってBMWが成長目標をクリアするのかは不明である)。

BMWのキー
BMW日本法人の「過剰なノルマを販売店に強要」「達成できなければボーナスなし、不足分の買取強制」に進展。BMW側が自主的に公正取引委員会に改善策を申し出る

| BMWはノルマ強要よりも、市場価格の安定化、クルマの魅力を強化することで販売を伸ばすべきだと思う |この記事のもくじ| BMWはノルマ強要よりも、市場価格の安定化、クルマの魅力を強化することで販売 ...

続きを見る

参考までに、BMWはかつて「i」ブランドを立ち上げた際に欧州でこの方式を取り入れたことがあるといい、その後2020年にはアフリカにてこれを(全車種に)導入している、とも報じられています。

もう一つ参考までに、この新方式(代理店システム)は、直販方式が基本的に禁止されている中国、そして州によって異なるものの、やはり多くで直販が禁止されるアメリカでは導入しないとも報じられており、しかし日本ではどうなるのか不明です。

さらに参考ですが、(欧州では)アルファロメオ、DS、ランチア、シトロエン、オペル、プジョー、そしてフォルクスワーゲンだとIDブランドが直販スタイルへと移行しているといい、このシステムはひとつの流行となるのかもしれませんね。

BMWはF1に参戦しない

もうひとつBMWについて報じられているのがF1参戦の有無。

BMWはLMDh規定を利用してル・マン24時間レースに復帰することを表明済みであるものの、一方では(報道によると)F1への参戦予定は無い、とのこと。

ライバルであるメルセデス・ベンツはすでにF1に長らく参戦し、アウディもF1に(ポルシェとともに)参戦する可能性が濃厚ですが、ジャーマンスリーの一角であるBMWはどうやらF1に興味はなく、BMW M社のボスであるフランク・ヴァン・ミールCEOによればは、「M部門はF1への野望を持っていない」と語り、その理由はパワートレインにあるもよう。

加えて「我々にとって、(電動化という)変革のストーリーをできるだけ早く受け入れることが本当に重要なのです。F1ではまだ電動化に関するレギュレーションを議論しているところであり、そのため我々にとって、今の時点でのF1は魅力的ではありません」ともコメントしています。

つまりF1のパワートレインが「ピュアエレクトリック化」されれば復帰の可能性があるとも受け取ることが可能ですが、その割にBMWは2020年をもってフォーミュラEから撤退しており、こちらの理由もまたちょっとナゾでもありますね(フォーミュラEは商業的なリターンが小さいのかもしれない)。

これでル・マンやデイトナを走るのかBMW!BMWがレーシングカーまでに巨大キドニーグリルを装備したスケッチを公開
これでル・マンやデイトナを走るのかBMW!BMWがレーシングカーまでに巨大キドニーグリルを装備したスケッチを公開

| ここ最近のBMWのキドニーグリルに対する執着ぶりを考慮すると、まず間違いなくこのグリルを装着することになりそうだ |この記事のもくじ| ここ最近のBMWのキドニーグリルに対する執着ぶりを考慮すると ...

続きを見る

合わせて読みたい、BMW関連投稿

BMWが2025年に発売する3シリーズのEV版に「ノイエクラッセ」プラットフォームを採用すると発表。1960年代にBMWを大きく飛躍させたノイエクラッセとは?
BMWが2025年に発売する3シリーズのEV版に「ノイエクラッセ」プラットフォームを採用すると発表。1960年代にBMWを大きく飛躍させたノイエクラッセとは?

| BMWは少しの間「EVとガソリンとで共通の設計」をもたせ、2025年からはEV専用プラットフォームへと移行するようだ |この記事のもくじ| BMWは少しの間「EVとガソリンとで共通の設計」をもたせ ...

続きを見る

新型7シリーズにて31インチの巨大スクリーンを導入したBMW。それでも「大型タッチ式パネルは時代遅れになり、やがて消え去るだろう」
新型7シリーズにて31インチの巨大スクリーンを導入したBMW。それでも「大型タッチ式パネルは時代遅れになり、やがて消え去るだろう」

| ただしこれに代わる技術が存在しない今、すべての自動車メーカーがタッチスクリーンを廃止するとは考えにくい |この記事のもくじ| ただしこれに代わる技術が存在しない今、すべての自動車メーカーがタッチス ...

続きを見る

BMW
BMWはコンパクトカーの収益性に疑問を感じ、将来的に1 / 2シリーズを廃止する可能性。アウディはすでにA1とQ2の廃止を決め、この動きに追随か

| たしかにBMWの考えることにも納得できる |この記事のもくじ| たしかにBMWの考えることにも納得できる |おそらくコンパクトEVは中国自動車メーカーの独壇場になるのかも現在と将来とでは大きく事情 ...

続きを見る

参照:Auto News, BMWBLOG

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

  • この記事を書いた人

JUN

人生において戻せないもの、それは4つ。「失われた機会、過ぎ去った時間、放たれた矢、口から出た言葉」。とにかくチャレンジ、しかし紳士的にありたいと思います。

->BMW(ビー・エム・ダブリュー)
-, , ,

© 2022 Life in the FAST LANE. Powered by AFFINGER5