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ゴードン・マレーがT.33「スパイダー」発表を予告!T.50には設定されないオープンモデルを設定するあたり、両者はまったく性格が異なるスポーツカーであるようだ

2023/04/02

ゴードン・マレーがT.33「スパイダー」発表を予告!T.50には設定されないオープンモデルを設定するあたり、両者はまったく性格が異なるスポーツカーであるようだ

| スケルトン画像を見ると、T.33のシートポジションは「フロアすれすれ」 |

さらにゴードン・マレー(GMA)はSUVを発売する計画を公表済み

さて、T.50、そしてT.33といったハイパーカーを発表したGMA(ゴードン・マレーオートモーティブ)。

3月にはT.50の生産を開始したところですが、すでにEVそしてSUVの発売も予告しており、今回はT.33のオープンモデル、「T.33スパイダー」を発表すべくそのティーザー画像をリリースしています。

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GMA T.33はこんなクルマ

そこでGMA T.33について振り返ってみると、これは4リッターV12自然吸気エンジン、センターシート、ダウンフォース獲得のためのファンを持つT.50とは異なり、ちょっとデチューンされて扱いやすくなったV12エンジン、オーソドクスな横並びシートレイアウト(2シーター)、そしてファン「無し」というややマイルドなハイパーカー。

価格についてもT.50が236万ポンドであるのに対し、T.33ではその半分くらいの137万ポンドに設定されています。

Gordon-Murray-T33-5

そして今回公開されたのがそのT.33のオープンモデルのスケッチということになりますが、ゴードン・マレーは「来週に技術的詳細を述べる」としており、今回提供されたネタはこの一枚の画像のみ。

おそらくこのT.33スパイダーはT.33だと615馬力 / 451Nmを発生する(クーペと同じ)V12エンジンを積むことになるものと思われ、しかしオープン化によっていくつかの変更がなされるのかも。

ただし画像を見ると「オープン」といえどもルーフ全開となるわけではなく、デタッチャブルトップを備える「タルガトップ」であるように見え、クーペ(下の画像)からの構造的・デザイン的変更はそう大きくないのかもしれません。

Gordon-Murray-T33-1

GTM T.33スパイダーはより日常的なクルマに

なお、ゴードン・マレーはT.50についても「ロードカーとして設計しているのだから、日常的に、どんな環境でも乗れないクルマでないと意味はない」としており、その日常性を大切にしていますが、T.33では上述のとおりマイルドな正確が与えられ、エンジンのレブリミットが抑えられたり、T.50にはないパドルシフトが導入されたりといった「さらなる日常性」も。

そしてT.50とT.33との決定的な相違は「オープンモデルの有無」であり、T.50はオープントップが介在することができないほどギリギリのバランスにて設計されており、またオープンエアを楽しむクルマではない(純粋にドライビングそのものだけを楽しむ)ということなのかもしれません。

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ただしT.33では、エアロダイナミクス的に(オープン時に)不利になり、かつ重量増加を余儀なくされるという、運動性能的に不利になる要素を持つオープン版を投入することを(ゴードン・マレーいわく)初期の設計段階から盛り込んでいたといい、よってT.33は「限界まで攻める」スポーツカーではなく、T.50とはまた違った楽しみ方をする(たとえば気持ちよさを求める)クルマであると考えて良さそうですね。

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