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アルファロメオが「GTV」後継モデルを開発中。そのデザインはなんとあの「SZ」をモチーフとし、特別でインパクトのあるデザインとなるようだ

アルファロメオが「GTV」後継モデルを開発中。そのデザインはなんとあの「SZ」をモチーフとし、特別でインパクトのあるデザインとなるようだ

| ボクはどこかでSZそしてRZが復活しないものかとは考えていたが、まさかこのタイミングとは |

新体制となったアルファロメオの今後の計画には大いに期待ができる

さて、ここ最近凄まじい勢いでの改革を進めているアルファロメオ。

CE0が交代した後に「ドライビングプレジャー」「パフォーマンス」を追求したブランドへと変革を遂げつつありますが、今回デザイン部門を管理するアレハンドロ・メソネロ=ロマノス氏が「GTVの後継モデルを用意する可能性がある」とコメントしています。

なお、アルファロメオは前体制下にて急拡大路線を計画した事があり、その際にはGTVはじめ8Cの後継モデルなど多くのスポーツモデルを投入する計画を示したことも。

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いったんアルファロメオの計画は「縮小」されることになるが

ただ、様々な事情によってその計画もいったん凍結(もしくは廃棄)されて現在にいたるわけですが、アルファロメオはつい先日、ワンオフモデルのジュリアSWBザガートを発表したり、その後には「スーパースポーツ」の計画についてもアナウンスしており、計画の内容自体はやや変更されるものの、再びその「スポーツカープロジェクト」が動き出しているのかもしれません。

実際のところ、アレハンドロ・メソネロ=ロマノス氏は新型GTVの計画が存在することに触れ、「SZにインスピレーションを得たデザインを持つ新型クーペの計画が進行中」だともコメントしています。

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これは一旦計画がキャンセルされた「GTV」後継モデルとなる可能性が高く、しかし”イル・モストロ”つまり怪物とも呼ばれたSZをモチーフとするのはちょっと意外。

この理由について、アレハンドロ・メソネロ=ロマノス氏は「SZが美しいクルマでなかったことは誰もが知っています。ただ、私はそのウェッジ・プロフィール、四角いテール、そしてこの大きな塊から湧き出るようなグラスハウスが大好きでした。美しいとは言えないデザインだが、特別でインパクトのあるデザインであることは明らかです」とも語っており、特別な思い入れがあるようにも感じられます。

Alfaromeo-RZ (2)

アルファロメオの新型クーペ(GTV後継モデル)はピュアエレクトリックカーに?

そして気になるのがこのアルファロメオの新しいスポーツカーのパワートレーン。

これについてはアレハンドロ・メソネロ=ロマノス氏のコメントから「ピュアエレクトリック」となる可能性が高いことがわかっており、同氏は以下のようにコメントしています。

「EV技術にはルールや制約がないため、デザイナーは自由だとよく言われます。実際のところ、スケートボードのプラットフォームには、ICE(内燃機関)用プラットフォーム以上に多くの制約や課題がある。ポルシェがタイカンの "フットガレージ"(バッテリーのカットアウト)でやったように、床下バッテリーがクルマに追加する余分な高さを相殺する方法はありますが、ルーフラインの高さやヒップポイントに関しては、数ミリ単位で戦わなければなりません。我々が勝つ戦いもあれば、エンジニアが勝つ戦いもあるのです」

もちろんこのニューモデルは新開発のEV用プラットフォームではなく、(アルファロメオが属する)ステランティスの保有するEV用スケートボード型プラットフォームを採用すると見られますが、このプラットフォームは主にサルーンやSUVへの使用を想定して設計されているといい、よってスポーツカーへの転用は想定の範囲を超えているとされています。

それでも(納得できる品質を持たせるために)トナーレの発売を延期したほどの新CEO(ジャン=フィリップ・インペラート)のことなので、デザイナーであるアレハンドロ・メソネロ=ロマノス氏とともに”戦う”ことになるものと思われ、よって期待していいのかもしれません。

かつての計画がいったん廃棄となってしまったのは残念ではあるものの、それがゆえに今回新しいプロジェクトが新メンバーにて立ち上がったとも考えることができ、ここは前向きに捉えたいところですね。

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参照:Autocar

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