| そしてついにロータスはエヴァイヤの公証出力が2,011馬力であると発表 |
エヴァイヤを起点としたロータスの電動化には期待がかかる
さて、自身のコーチビルドブランド「ラドフォード」の展開を通じてロータスとの関係を深めているF1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトン。
今回はチャンピオンを獲得した2009年の「ブラウンGP」F1マシン”BGP001”をモチーフにした仕様を持つエヴァイヤをロータスとともに公開することとなっています(加えてピュアエレクトリックハイパーカー、エヴァイヤの正式な出力が2,011馬力であることも明かされている)。
ちなみに下の画像がBGP001で、このカラーリングをうまくエヴァイヤに落とし込んでいるようにも見えますね。
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ロータス「エヴァイヤのパーソナリゼーションは、カスタマー・エクスペリエンスの重要な部分を占める」
なお、これまでロータスのクルマというと内外装の選択肢もさほど多くはなく(エミーラでもそれは変わらない)、しかしエヴァイヤに関してロータスは「パーソナリゼーションはカスタマー・エクスペリエンスの重要な部分を占めている」と語っており、顧客に提供する一台一台に高度なカスタムを施すことを示唆しています。
実際のところロータスはこれまでにも「エヴァイヤ・フィッティパルディ」「JPSカラー」など様々なパーソナリゼーションの可能性を提案していて、これによって顧客のインスピレーションを刺激しようという方向性が見られ、以前とはやや異なる動きも見られるようですね。
ただ、これが(非常に高額な)エヴァイヤのみを対象にしたものなのか、それとも今後ほかモデルに波及させてゆくのかはちょっと不明。
しかしながら現代ではこういった「顧客の求める仕様を作ることができる」というパーソナリゼーションが(ロータスの言う通り)非常に重要な要素となっているのも事実です。
さらには、ここにはあまり力を入れてこなかったレクサスまでも「セミオーダー」に近いシステムを限定的に取り入れるなどプレミアムカー全般のトレンドとなっているので、今後ロータスもこの動きを加速させることには間違いがないのかもしれません。※こういったパーソナリゼーションは顧客にも高い満足感を与えることができ、自動車メーカー側にとっても大きな利益になる(ただしその展開のための初期投資にコストがかかる)
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ジェンソン・バトン仕様のロータス・エヴァイヤはこんな仕様を持っている
そしてもちろんこの「ジェンソン・バトンの」ロータス・エヴァイヤは完全オーダーメイド。
ボディカラーはアークティック・ホワイト、そこにヴァーヴ・イエローとカーボン・ブラックのアクセントを効かせており、サイドカメラにはゼッケンの「22」があしらわれています。
ブレーキキャリパーもヴァーヴ・イエローで、マグネシウム製ホイールはマットブラックのハイライトが入ったグロスブラック仕上げという渋いフィニッシュを持っており、センターロック式ホイールナットはモータースポーツにインスパイアされたという(あえての)アルマイト仕上げのシルバー。
インテリアにもエクステリア同様のカラースキームが導入され、ホワイトとブラックのパーフォレイテッドレザーシート、エボニーアルカンターラのヘッドライナーとステアリングホイール、そしてライムイエローのコントラストステッチが採用されていますが、面白いのはペダル、センターコンソール上のロータリースイッチ、スタート/ストップボタン、ステアリングホイール上のモードスイッチ、エアベントサラウンドにもヴァーヴ・イエローが用いられていることで、これらによって一層の特別感も感じられるように思います(ペダルがペイントされているクルマは非常に珍しい)。
なお、画像では示されていないものの、シート間のアルミニウムストリップには、ブラウンGP在籍中に(ジェンソン・バトンが)F1にてあげた15勝の日付とサーキットがレーザーエッチングにて示されているといい、こういった「その顧客だけの特別仕様」にもロータスは真摯に対応してくれるようですね。
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参照:Lotus