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ホンダが1月に発表するナゾのコンセプトカーを予告。「グローバルEV展開の一部になる」とされるものの、どう見ても市販化が難しそうなルックスだ

ホンダが1月に発表するナゾのコンセプトカーを予告。「グローバルEV展開の一部になる」とされるものの、どう見ても市販化が難しそうなルックスだ

| メルセデス・ベンツC111のようでも、テスラ・サイバートラックのようでもある |

現時点ではホンダの未来のデザインは「グローバルで」統一されていない

さて、ホンダが2024年1月にラスベガスにて開催されるコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)デビューを果たす新しい電気自動車コンセプトを予告。

このコンセプトカーは、"グローバル・ホンダ電気自動車シリーズ "の一部となることが示されていますが、どの地域にて発売されるのか(米国で発表されるので、米国への投入は間違いなさそう)、そして発売時期や価格について等の一切がナゾ。

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正直、このスタイルのまま発売されるとは考えにくいが

なお、CESはクルマというよりも、そのクルマに採用される技術を示す「技術の見本市」という性格が強く、よって今回のコンセプトカーについても、この車両そのものが将来的に発売されるというよりは、そこに詰め込まれた技術が今後のホンダ製EVへと反映されてゆくと考えていいのかもしれません。

ちなみにこのデザインはなかなか思い切ったものであって、メルセデス・ベンツC110、もしくはその現代版であるヴィジョン・ワン-イレブンの「ちょっと四角い版」のようにも見えますね。

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そしてこの形状、様々な規制を考慮するに、このデザインのまま市販できるとは考えられず、しかしサイバートラックは「あのデザインで」北米の(そしておそらく日本でも)規制をクリアしているので、もしかすると「どんなことでも実際は不可能ではない」のかも。

ホンダはCESにおいて、このコンセプトと並行し、電動化に向けた同社の変革を示す「いくつかの主要技術」を披露するといい、すでに公表された「2030年までに30種類の新型EVを世界で発売して200万台を販売し、かつ2040年までに100%ゼロ・エミッションを達成する」という計画を補完するためのテクノロジーが公開されることになりそうです。

Honda

ホンダのデザインは「未来に向けて」固定されていない

なお、それがいいことなのかそうでないのかは別として、現在ホンダの進む「デザイン的方向性」については(とくにEVにおいて)明らかではなく、たとえば日本だとエレクトリックモデルにつき「ホンダe」およびスポーツEVコンセプトの流れをくむ「サステナ・シー コンセプト」系の”丸く低刺激なデザイン”が示されたり・・・。

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一方、北米にて投入するEV「プロローグ」は現行のホンダ車やガソリン車とは大きく乖離していないデザインを持っています。

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そして中国で投入するEVはビシっとエッジが立った未来的なデザイン。

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ホンダの場合、地域によって開発パートナーが異なっていたり、その地域の特性に合わせたモデルを投入しようという考え方から(もともと、本田宗一郎は”その土地で売るには、その土地で作るのが一番いい”という考え方を持ち、その地域にあわせるという考え方であった)こういった「ローカライズ」が行われているものと思われ、これは現地での嗜好に沿ったクルマを提供できる反面、開発コストが掛かり、かつメーカー(ブランド)としてのプレゼンスを世界的に発揮できないというものも。

一方、全世界で統一したデザインを持つクルマを発売するメリットとしては「ブランドとしての統一性を発揮できる、開発コストを抑えられる(開発パートナーが異なっていても設計をある程度共有できる)」というものがあり、反面「その地域の嗜好に合っていなければ」(日本における一部のアメ車のように)販売に苦戦することとなるわけですね。

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参照:Honda(X)

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