| 現時点ではすべてが推測の域を出ないが、1970-1980年代のル・マン・レーサーのような”ロングテール”がうかがえる |
おそらく、この新型ハイパーカー発表まで「長く待つ」ことはないであろう
さて、パガーニが新しいハイパーカーを公開すると見え、そのティーザー動画を公開。
現時点ではこのハイパーカーについては何ら情報はなく、しかしヴェール越しからわかるそのシルエットが「(GT1クラスやLMP1クラスのような)レーシングカー的」であること、インスタグラムにて公開されたティーザー動画にはイモラ サーキット、バルセロナ カタルーニャ サーキット、ヤス マリーナ サーキットなど、世界で最も象徴的なサーキットのいくつかが表示されることから「公道走行ができない、サーキット走行専用ハイパーカー」であることが推測可能です。
おそらくは少量生産のウアイラR特別バージョン
そしてこのティーザー動画では「好きな音楽は何ですか?」というキャプション、そしてそれに続く(おそらくはV12エンジンと思われる)甘美なサウンドが収録されており、最後には 「パガーニ アトリエの新作は順調に進んでいます」という文字も。
パガーニは「もうゾンダは作らない」と明言しているため、この新しいハイパーカーはウアイラもしくはユートピアをベースにしているものと思われますが、ユートピアはまだ一般向けにデリバリーがなされてないと考えられ、よってこの時点でユートピアのハードコアバージョンをリリースするとは考えにくく、よってウアイラをベースにしたクルマであると考えるのが妥当です。
そしてサーキット走行に特化したクルマとなる「ウアイラR」ベースとなりそうではありますが、このウアイラR自体が究極の存在であり、ここからなんらかの改良を施す余地があるのかもちょっとナゾ。※今回公開されたティーザー動画にて見られるサイドビューでは、ミラーの位置がゾンダともウアイラとも異なり、むしろユートピアに近く、ユートピアベースのハードコアバージョンという可能性も捨てきれない
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そうやって色々と考えてゆくと、この新しいパガーニのハイパーカーは、特定のオーナーによって注文された「ワンオフ」であり、ウアイラRにそのオーナーが求める個別の仕様を盛り込んだ一台となるのかもしれません(もしくはごく少数のオーナーに向けて数台のみが生産されるか)。
実際のところパガーニはこれまでにもワンオフモデル、そしてゾンダRレボルチオンやイモラ、そしてウアイラ・コーダルンガのような少量生産シリーズを手掛けており、よって今回のプロジェクトについても、これらと類似したポジションということにもなりそうです。
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