Image:Touring Superleggera
| まさに「中東の王族」にふさわしいゴージャスな仕上がりに |
ついつい「事故を起こしてしまうと修理にお金が掛かりそう」だと考えてしまうが、それを心配するとオーダーできない
これまでにも「ディスコヴォランテ」など様々なコーチビルト車両を世に送り出してきたイタリアのコーチビルダー、トゥーリング スーパーレッジェーラ。
今回は18台限定にて製造すると発表していたスーパーカー、「アレーゼ(Aerse)RH95」の5番目の車両が完成したとしてお披露目を行っています。
この個体には VENTO D’ORO(ヴェント・ドーロ=黄金の風)という名称が与えられていますが、文字通り黄金(金箔)を使用するなど、コーチビルダーならではの「非常に贅沢な」仕様を持っています。
トゥーリング スーパーレッジェーラ アレーゼ RH95 ヴェント・ドーロはこんなクルマ
なお、このアレーゼ RH95 ヴェント・ドーロはフェラーリをベースにしたカスタム車両ではあるものの、トゥーリング スーパーレッジェーラはベース車両を具体的に明かしておらず、しかしインテリアの画像を見るに(メーターやスイッチ類から推測すると)元の車両はフェラーリ488GTBもしくはF8トリブートだと思われます。
Image:Touring Superleggera
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トゥーリング スーパーレッジェーラはこのヴェント・ドーロにつき、「砂漠からインスパイアされた」と述べていて、それはこの「ホワイト モーニング フロスト(マットホワイト)」とゴールドというカラーリングに現れており、そしてご推察のとおり納車先は「中東の顧客」なのだそう。
この金箔はフロントスプリッターやバンパーインサート、フロントフード、ボディサイドやリアフェンダー、そしてテールにも用いられ、グロスブラックにペイントされた20インチホイールのリム部分にも金箔が取り入れられています(絶対にホイールの縁を擦ることはできない)。
Image:Touring Superleggera
トゥーリング スーパーレッジェーラによれば、このアレーゼRH95はすべて「完全なるオーダーメイド」にて製作され、オーナーは”好みの外装、内装、パフォーマンスに至るまでの指定が可能”。
もちろんそのカスタマイズの内容によって価格が変わってくるとは思われるものの、基本価格などは一切公表されておらず、しかし「億」はくだらないと考えていいのかもしれません。
なお、1台の製造にかかるのはおよそ5,000時間だとされ、こういったワンオフ車両を買い求める顧客の要望に見合った品質が提供されるそうですが、オーナーとしてはクルマを買うというよりは「芸術品を買う」という感覚なのかもしれませんね。
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参照:Touringsuperreggera