>トヨタ/レクサス(Toyota/LEXUS)

トヨタが北米にてクラウン・シグニア(クラウンエステート)発売。XLEとリミテッドの2グレード構成、価格は約680~748万円、現地では「安すぎる」として話題に

2024/06/07

トヨタが北米にてクラウン・シグニア(クラウンエステート)発売。XLEとリミテッドの2グレード構成、価格は約680~748万円、現地では「安すぎる」として話題に

Image:TOYOTA

| アメリカでは「売れにくい」と言われるワゴンボディをあえて導入、その販売動向には要注目 |

実際のところ、コストパフォーマンスは「非常に高い」と考えていいだろう

さて、北米にてクラウン・シグニア(クラウン・エステート)が発売され、その価格が(XLEグレードで)43,590ドル(=現在の為替レートにて約680万円)~47,990ドル(リミテッド/748万円)という設定となることが明らかに。

これはけして安い価格ではありませんが、その装備や仕様を鑑みるに、ジャーマンスリー(メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ)やレクサスとも競合するのではないかと大きな話題となっています。

Toyota-Crown-Signia-Estate (2)
TOYOTA

トヨタが北米にてクラウン・シグニア(日本だとクラウン・エステート)を発表。仕様・装備はクラウンスポーツとほぼ同一、日本ではどういった棲み分けがなされる?
トヨタが北米にてクラウン・シグニア(日本だとクラウン・エステート)を発表。仕様・装備はクラウンスポーツとほぼ同一、日本ではどういった棲み分けがなされる?

| 日本ではクラウンスポーツとクラウン エステートが同じ価格帯で販売されるのか、それともどちらかの装備を調整して価格的に競合しないように設定を行うのか | 外装色は日本仕様とほぼ同じ、ただし内装色は日 ...

続きを見る

クラウン・エステートの北米版「クラウン・シグニア」はこんな仕様を持っている

そこでこのクラウン・シグニアにつき、簡単に言えば「洗練された外観と効率的なハイブリッドドライブトレインを持ち、テクノロジーと機能が満載」という魅力たっぷりのクルマです。

Toyota-Crown-Signia-Estate (3)
TOYOTA

ベースモデルのXLEだと19インチ ホイール、LEDヘッドライト、防音フロントガラス/フロント サイドウィンドウ、電動テールゲート、電動調節式フロント シート (ヒーターとベンチレーション機能付き)、レザー張り/ヒーター付きリア シート、12.3インチ デジタルドライバー ディスプレイ、12.3インチサイズのインフォテインメントスクリーン、ワイヤレス 接続が可能なApple CarPlay、Android Autoなど。

Toyota-Crown-Signia-Estate (6)
TOYOTA

クラウン・シグニアの最上級グレード、リミテッドになると21インチ ホイール、オートレベリング機能付きLEDヘッドライト、デジタルバックミラー、パノラマ サンルーフ、(11スピーカーを誇る)JBLプレミアムオーディオ システムなどが付与され、まさに「盛りだくさん」。

Toyota-Crown-Signia-Estate (4)
TOYOTA

なお、ドイツ車の場合は「車両価格をできるだけ抑え、オプションを豊富に揃えることで(消費者にオプションを選択させ)利益を稼ぐ」というスタイルですが、クラウン・シグニアの場合だと、ドイツ車ではオプションとなる機能の多くが標準装備されており、よって「こんなモノまでが標準装備なのか・・・」と多くの人が驚いているもよう。

ちなみにですが、ぼくはおよそ20年ぶりに日本車(クラウンスポーツ)を新車にて購入していて、その際にも「ここまでの装備が標準化されているのか」とびっくりしたので(それまでよく購入していた欧州車では信じられないような装備の充実ぶりである)、今回のアメリカ人の驚きもよく理解できます。※欧州車の場合、必要と思えるオプションを選択してゆくと、車両本体価格とはかけ離れた購入金額になることが多い

Toyota-Crown-Signia-Estate (11)
TOYOTA

アンチトヨタで知られるボクがなぜか「クラウンスポーツ」「ランドクルーザー250」の2台の納車待ちに。いったいなぜこんなことになってしまったのか
アンチトヨタで知られるボクがなぜか「クラウンスポーツ」「ランドクルーザー250」の2台の納車待ちに。いったいなぜこんなことになってしまったのか

| 実際のところ、ボクは思ったことを述べているだけでトヨタに対して攻撃的な感情を持っているわけではない | さらに言えば、トヨタという「会社」と、トヨタの「クルマ」とは切り離して考えている さて、何を ...

続きを見る

そして標準装備の充実ぶりを反映してか、クラウン・シグニアのメーカーオプションは非常に少なく、用意されるパッケージは「アドバンスド・テクノロジー・パッケージ(1,865ドル)のみとなり、これにはパノラマ ビュー モニター (車両周辺のスキャン機能付き)、トラフィックジャムアシスト、自動ブレーキ付きフロント/リア パーク アシスト等の運転支援機能が含まれています。※Toyota Safety Sense 3.0は全モデルに標準装備されており、アダプティブ クルーズ コントロール、レーン トレーシング アシストから歩行者検知機能付き衝突回避システムまで、およそ必要なものはすべて最初から内蔵されている

2025_Toyota_Crown-Signia_Limited_StormCloud_003
TOYOTA

クラウン・シグニア(クラウン・エステート)のパワートレーンは1種類

なお、クラウン・シグニアに積まれるパワートレーンは一種類で、「2.5リッター4気筒エンジンと2つの電気モーターで駆動するハイブリッドシステムとの組み合わせ」。

Toyota-Crown-Signia-Estate (7)
TOYOTA

これは日本市場向けのクラウン・クロスオーバーに用意されるデュアルブーストハイブリッドシステム(システム合計出力349馬力)と同じものだと思われ、0-96km/h加速は7.1秒だとアナウンスされています。※駆動方式はもちろん4WD

Toyota-Crown-Signia-Estate (8)
TOYOTA

クラウン・シグニアに用意されるボディカラーは5色のみで、ストームクラウドとブラックのみが無償扱い、オキシジェンホワイト、ブロンズエイジ、フィニッシュラインレッドには425ドルの追加料金がかかります。

Toyota-Crown-Signia-Estate (9)
TOYOTA

インテリアのオプションはさらに限られており、選べる仕上げはブラックかサドルタンのみ。

生産は米国ではなく愛知県豊田市にあるトヨタの堤工場だとアナウンスされていて、これはクラウン・クロスオーバー、クラウンスポーツと同様の生産拠点です(このほか、堤工場ではカローラやカローラスポーツ、プリウスを生産している)。

Toyota-Crown-Signia-Estate (10)
TOYOTA

合わせて読みたい、トヨタ関連投稿

トヨタがまさかの「クラウンスポーツ ランドスケープ」を685万円で販売開始。おそらく希少車枠に分類され、数年後には中古市場で高値をつけることになるだろう
トヨタがまさかの「クラウン クロスオーバー ランドスケープ」を685万円で販売開始。おそらく希少車枠に分類され、数年後には中古市場で高値をつけることになるだろう

| まさかあのトヨタが「普通に」ディーラーでこのクルマを売ろうとは | 正直言うと、ボクはこういったクルマが大好きだ さて、トヨタがクラウン クロスオーバーを一部改良し発売するとともに「ランドスケープ ...

続きを見る

北米トヨタがクラウン・クロスオーバーにダークなパーツを付与した「ナイトシェード」設定。現地ではカローラやプリウスにも設定される人気仕様、ぜひ日本にも導入希望
北米トヨタがクラウン・クロスオーバーにダークなパーツを付与した「ナイトシェード」設定。現地ではカローラやプリウスにも設定される人気仕様、ぜひ日本にも導入希望

| 画像を見る限りではウインドウモールにまでも”ブラック”が用いられているようだ | 北米では「クラウン クロスオーバー」ではなく単に「クラウン」を名乗っている さて、トヨタは日本市場向けのクラウン・ ...

続きを見る

クラウンスポーツ→ランドクルーザー250と立て続けに注文してきたが、ランクル250のほうが注文時の緊張が大きかったな。正直契約書を交わした夜はなかなか眠れなかった
クラウンスポーツ→ランドクルーザー250と立て続けに注文してきたが、ランクル250のほうが注文時の緊張が大きかったな。正直契約書を交わした夜はなかなか眠れなかった

| ランドクルーザー250は金額にかかわらず、その存在感が非常に大きい | 現時点では、ボクに対してランドクルーザーは「偉大すぎる」クルマであるのかもしれない さて、ぼくはランドクルーザー250を注文 ...

続きを見る

参照:TOYOTA USA

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->トヨタ/レクサス(Toyota/LEXUS)
-, , , ,