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さよならアウディA6。アウディが公式に「A6の終了」を発表し、今後A6は「A7」へと移行。なお全世界で販売が減少するも今後の新製品展開により利益目標は「据え置き」

アウディ

| 現在アウディはじめフォルクスワーゲングループは苦しい時を迎えているが、この数年での「怒涛の新製品ラッシュ」が期待される |

すでにアウディは主力製品をいくつかリニュアール済み

さて、アウディが2024年第3四半期における財務報告を行い、その場で(フォルクスワーゲングループのほかのブランド同様)販売が世界中で減少したことについて触れていますが、同時に「A6を廃止する」とコメント。

ただしこれは単なる「廃止」ではなく命名法則の変更に伴うもので、今後アウディは(電動モデルを追加する場合、既存ラインアップにe-tronという呼称を付け加えるのではなく)、内燃エンジン(ICE)車には奇数の番号、電動車には偶数の番号を使う方針を取ることになっているため。

今後「A6はA7に」

この方針に則り、アウディはA6を(内燃機関搭載車として)A7へと移行させることになりますが、これはすでにドイツはじめ世界中にてテストが行われており、スパイフォトやスパイ動画も公開済み。

ただし新型A7シリーズが登場する前には「Q5スポーツバック」が登場すると見られており、新型A7とともに「2025年までに20モデルの刷新を行うというプログラム」の一翼を担うこととなるわけですね。

アウディグループのCEO、ゲルノット・デラナー氏は「これらのモデルを通じてポートフォリオを拡大し、若返らせています。数多くのモデルの導入に加え、アウディ・アジェンダを通じて効率的な構造を推進し、企業内で変革を促進しています。アウディを再び卓越性を達成できる位置に置くことが私たちの目標です」と述べ、今後の展開に意欲を見せています。

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アウディ柏南の時を迎える

なお、肝心の決算について触れてみると、2024年第3四半期に加え、2024年1-9月の累計に置いても大きく販売を損なっており、総販売台数は2023年同時期の1,404,428台に比較し1,251,381台という数字(10%くらい減っている)。

ただ、この数字には(アウディが管理する)ランボルギーニ、ベントレー、ドゥカティの販売台数も含まれていることに注意が必要で、しかしこれらのブランドもランボルギーニ以外では売上が減少しています。

アウディブランド自体では10.9%の減少となり、合計1,235,590台の販売だと報告されていますが、にヨーロッパでは9.8%、ドイツでは20%、アメリカでは17%、中国では8.5%の減少が記録され、さらにベントレーの売上は約30%という大きな減少を見せて7,380台となり、ドゥカティも47,856台から43,773台へと減少することに。

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唯一の明るいニュースはランボルギーニが8.6%の増加を記録し8,411台の販売となったことですが、ほんの数年前までに「お荷物」としてブガッティとともにフォルクスワーゲングループから”放出”されようとした事実を考慮するに「なんとも皮肉は話」なのかもしれません(ランボルギーニは収益性が非常に高く、アウディ、そしてフォルクスワーゲンはこれに大きく助けられているはずである)。

参考までに、この売上の減少により、アウディグループの収益は前年から8.2%減少し、決算発表では「厳しい経済状況、高い競争圧力、予想される構造改革費用」が営業利益率を半減させ、4.5%にまで落ち込ませた原因だとしています。

それでも、アウディグループは今年の収益予測を変えることなく、63億ユーロから68億ユーロの間を見込んでいるとともに、営業利益率も6〜8%の範囲で維持されると予測しており、そしてこの要因はQ5スポーツバックやA7といったニューモデルにあるものと思われます。

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