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キャデラックのF1参戦がついに決定。2026年に「F1史上初のアメリカのコンストラクター」として参戦を果たし、おそらくはドライバーにもアメリカ人を起用か

キャデラックのF1参戦がついに決定。2026年に「F1史上初のアメリカのコンストラクター」として参戦を果たし、おそらくはドライバーにもアメリカ人を起用か
General Motors

| おそらく詳細はこれから明らかにされてゆくものと思われる |

今回の決定によって、一層アメリカでのF1人気が盛り上がることは間違いない

さて、F1ラスベガスGPについては来年以降の開催が危ぶまれていると報じられているところではありますが、アメリカではブラッド・ピット主演の映画「F1」の公開が控えていたり、フォードが2026年にレッドブルと組んで参入したりとその熱気が冷めやらぬ状態です。

そして今回報じられたのが、かねてより参戦を申請し、しかしその承認が難航していた「ゼネラル・モーターズ(GM)のF1参戦」の承認がついになされたというニュース。※FIAは承認していたが、F1運営団体が承認を拒絶していた

これによって2026年にフォードとゼネラル・モーターズ(GM)がF1のグリッドで対決するという、モータースポーツ史上最もエキサイティングなライバル関係が実現することになり、アメリカでは今まで以上にF1に対する関心が盛り上がるのかもしれません。

アンドレッティとキャデラックが「オールアメリカン」チームとしてF1に参戦を表明!2016年以降初の新規参入チームとなり、2025年から参戦か
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キャデラックは「最初の」アメリカンF1コンストラクターに

フォードはレッドブル・パワートレインズと提携してエンジンの供給を受け、キャデラックはアンドレッティ・グローバルと組みフェラーリ製エンジンを搭載したマシンで11番目のチームとして参戦しますが、これはアメリカの自動車業界の巨人2社がスポーツ界に登場することにより「アメリカの影響力が支配する」新しい時代の始まりになることを意味します。

ゼネラル・モーターズは世界的な大手企業であり、F1参戦はFIAにとっても重要な出来事とされ、FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長は、今回の決定に際して「GM、キャデラック、そしてアンドレッティ・グローバルの参戦に向けた努力に全面的に支持を表明し、2026年にGM/キャデラックブランドのチームをF1グリッドに迎えるための取り組みが順調に進むことを期待している」とコメント。※F1各チームは(新規参戦チームが増えることで)分配金が減ることを懸念しているが、統括団体としてはトータルでの収入が増えると予測しており、ここに利害の相反がある

ゼネラル・モーターズのマーク・ルイス社長は、この挑戦について興奮を隠せない様子にて「F1が求める革新性と卓越性に対し、GMとキャデラックは情熱と誠実をもって競い、スポーツの世界的な発展に貢献することを約束します。加えて、これはGMのエンジニアリング技術におけるリーダーシップを国際的に示すための新しい舞台でもあります」という声明を出すことに。

アンドレッティ・グローバルにとって、このF1参戦は長年の目標であり、これまでスポーツ界でのバッシングや連邦政府による反トラスト調査、F1既存チームによる参戦拒絶のなどの困難があったものの、それでもF1マシンの開発を継続しており、ついにその努力が実を結んだわけですが、今後、アンドレッティのビジネスパートナーであるダン・タウリスがチームの運営を引き継ぎ、この取り組みを真剣な競争力のあるものにしていくことが期待されています。

ただ、キャデラックは2026年に新しい車両設計をもってF1デビューを果たすものの、GMはそのパワートレインが間に合わないと認め、よって参戦初年度あるいは数年の間は「他社のエンジンを使用し」、後に自社のパワートレインで競争することとなるもよう。

アメリカのF1ファンにとっては、この新時代の始まりは非常にエキサイティングなもので、数シーズン後にキャデラックがその実力を証明し、F1で再び栄光を取り戻すことを期待しているのだと思われ、そしてこの新生チームが「オールアメリカン」を目指しているだけに、また、どのドライバーがキャデラックチームに加わるのか、特にアメリカ人ドライバーが採用されるのかという点にも注目されています。

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