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ブラッド・ピット主演「F1」予告編公開。実際のF1チームとドライバー、FIA全面の支援によって実現、すでに「F1チームを2つ以上買える」だけの予算が投入される【動画】

ブラッド・ピット主演「F1」予告編公開。実際のF1チームとドライバー、FIA全面の支援によって実現、すでに「F1チームを2つ以上買える」だけの予算が投入される【動画】

| いかに豪華キャストが揃っていたとしても「興行的な成功は難しいだろう」との声も |

それでも予告編を見る限り、見ごたえのある映画であることは間違いなさそうだ

さて、ブラッド・ピット主演の「F1」予告編がついに公開。

配給元のワーナーブラザースよりも「一足先に」F1(フォーミュラ1)から動画がリリースされるなど、(運営団体としての)F1による万全のバックアップを受けた作品であるということがわかり、ここまでF1と映画とが密接に結びついた例はこれまでに無いと認識しています。

そして予告編は「オーケー、レッドブル、フェラーリ、メルセデス、今やマクラーレンですらストレートでのスピードを発揮している」というブラッド・ピットのセリフからはじまっていて、劇中では実在のライバルが登場することとなりそうですが、実際のF1チーム(10チーム)とドライバーが撮影に協力し、F1が開催された週末に撮影が行われ、FIA、レースプロモーターを含むFormula 1とF1コミュニティとのサポートによって製作されている、とも報じられていますね。

ブラッド・ピットが走らせるのは架空のレーシングチーム、「APX GP」

ただしこの物語の主人公であるブラッド・ピットが所属するのは「APX GP」なる架空のレーシングチームで、しかしヘルメットなどに表示されるスポンサーにはIWCやトミー・ヒルフィガー、エレクトロニック・アーツ(EA)など実在の企業が含まれ、この映画がリアリティを重視しているという報道もまず間違いなさそう(実際に車両を制作したり、その車両を用いて俳優のトレーニングを行うなどしたことが予算高騰の一因だとも報じられている)。

F1-Movie (3)

そして「直線での速さに勝る」ライバルに対し、APX GPではリスクを取ってでもコーナーで戦えるマシンを開発するという”危険な賭け”、ベテランとルーキーとの”チーム内での争い”がストーリーの主軸となるようですね。

F1-Movie (4)

なお、APX GPのF1マシンのノーズ、クルーのユニフォームにはメルセデス・ベンツのスリーポインテッドスターが見られるので、メルセデス・ベンツが大きく関与していることも伺えますが、実際にルイス・ハミルトンも制作陣のひとりとして名を連ね、上述のIWCもメルセデス・ベンツのパートナー企業の一社なので、メルセデス・ベンツとその周辺が強力にバックアップしているということになるのかも。

F1-Movie (2)

ブラッド・ピットはF1に復帰するベテランドライバーを、ダムソン・イドリスがAPX GPのチームメイト役を演じますが、そのほかのキャストには、アカデミー賞にノミネートされたケリー・コンドン、アカデミー賞受賞者のハビエル・バルデム、エミー賞受賞者でゴールデングローブ賞ノミネートのトビアス・メンジーズ、エミー賞ノミネートのサラ・ナイルズ、キム・ボドニア、サムソン・カヨも含まれるという豪華な布陣。

F1-Movie (5)

さらにはジョセフ・コジンスキー (トップガン マーベリック)が監督とプロデュースを担当し、ジェリー・ブラッカイマーとチャド・オマーン、もちろんプラン B エンターテインメント、デデ・ガードナー、ジェレミー・クライナー、そして上述の通りルイス・ハミルトンも(ドーン・アポロ・フィルムズ経由で)製作に参画しており、最終的な制作費はF1チームをひとつ買えるほどになるのではないかという話もあるようです。※実際のところ、現時点での制作費はF1チームのバジェットキャップ=1億3500万ドルの倍以上、3億ドルである

F1-Movie (6)

なお、製作はApple Original Films、配給はワーナーブラザーズピクチャーズ(劇場)とApple Original Films(オンライン)となりますが、一般にレース映画は「モトを取る」ことが難しく、よって「利益だけを考えるならば、アップルは本当にF1チームを買収してF1に参戦したほうが良かったんじゃないか」とも言われているようですね。※参考までに、レース映画で最も興行収入が多かったのはカーズ2(2011年/562,110,313ドル)、カーズ(2006年/461,991,867ドル)、カーズ3(2017年/383,930,656ドル)、ターボ(2013年/282,570,682ドル)、ワイルド・スピードX2(2003年/236,350,661ドル)、フォードVSフェラーリ(2017年/225,508,210ドル)の順である

この「F1」は2025年6月25日から国際的に公開されるとのことですが、続報に期待したいと思います。

映画「F1」予告編はこちら

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参照:FORMULA 1(Youtube)

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