Image:Alfaromeo
| アルファロメオのCEOは直近で交代しており、2026年までに成果を示す必要があるために急激な変化があるものと思われる |
ただしこの短期間でニューモデルを投入することは難しく、よって既存モデルの「お色直し】程度に留まるのかも
さて、アルファロメオがブリュッセルモーターショーに向けてスペシャルシリーズ「インテンサ(Intensa)」のティーザーキャンペーンを開始。
このインテンサはジュニア、トナーレ、ジュリア、ステルヴィオに設定され、ユニークな外装および内装のディテール、そして豊富な標準装備を特徴としているとアナウンスされており、つまるところ「一つのグレード」だと考えていいのかもしれません。
ただしこの「インテンサ」はこれまでにない豪華さを持つもよう
今回リリースされたティーザー画像を見るに、まず目を引くのは「ダークミロングレーのホイールにライトゴールドアクセントが施された新しいフォーンダイヤルデザイン」ホイール。
そのサイズはジュニアが18インチ、ジュリアが19インチ、トナーレとステルヴィオが20インチとなり、全モデルにブラックのブレーキキャリパーとゴールドのアルファロメオレタリング、ブラックの外装アクセントが施されます。
Image:Alfaromeo
加えてジュリアとステルヴィオのインテンサバージョンだと、イタリア国旗カラーに彩られたミラーカバー、アルミニウム製内装ディテール、レッドレザー、およびそれに合わせたステッチが追加される一方、トナーレのインテンサモデルでは内装がアルカンタラで仕上げとなり、ブラウンインサートとブラウンおよびベージュのステッチが追加されることに。
なお、ジュニアでは、アルカンタラ素材のシートにアンスラサイトグレーのステッチが施される、とアナウンスされていますが、現時点では一部しか画像が公開されておらず、追って追加の画像がドロップされるのを待ちたいところ。
Image:Alfaromeo
これらの説明を見るに、同じ「インテンサ」といえども全車種とも同じ仕様ではなくそれぞれの性格にあわせたデザインが与えられ、かつ「イタリアを強く意識した」ディティールを持つことになりそうですが、アルファロメオは「2025年に向けて世界中のアルフィスティ(アルファロメオファン)を興奮させる新しい革新の数々」を発表する予定だとしており、今後の展開に期待がかかるところですね。
Image:Alfaromeo
参考までに、アルファロメオのCEOは(直近の販売不振を受け)つい最近、ジャン=フィリップ・アンパラトゥ氏からサント・フィチリ氏へと交代しており、ジャン=フィリップ・アンパラトゥ氏は、ヨーロッパ地域の最高執行責任者(COO)およびステランティスの商業部門であるプロ・ワンのCEOに任命されているため、今後のアルファロメオは「CEO交代に伴う大きな変化」があるのかもしれません。※ジャン=フィリップ・アンパラトゥ氏は33ストラダーレを投入するなどアルファロメオのイメージを変革した人物であっただけに残念である
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