| 一方、トヨタはまだまだ圧倒的な支配力を誇るものの、上位モデルでは「前年割れ」が目立つように |
今後のホンダの「躍進」に期待したい
さて、2024年12月、そして通年における国産車メーカーの登録台数速報値が公開。
2024年通年、そしてメーカー別だとトヨタが1,612,135台を登録し前年比87.5%、日産が2位の座を堅持して274,487台(前年比99.2%)、ホンダが273,650台(前年比122.4%)、マツダが132,380台(前年比71.2%)、スズキが117,283台(前年比107.5%)、スバルが89,798台(前年比102.0%)という数字です。
2024年通年での販売台数はこうなっている
そしてこちらは2024年通年での販売ランキングで、やはり1位はトヨタ・カローラ。
その他の順位としては「番狂わせ」はなく、極めて順当な並びとなっています。
なお、10位のうち6台がトヨタ、そして20位のうちでは13台がトヨタとなっていて、トヨタは圧倒的な強さを誇りますが、ただしホンダも弱くはなく、「2024年、もっとも伸びた」だけあって上位に入ったモデルはいずれも販売を伸ばしています(一方、トヨタだと上位モデルであっても前年割れが目立つ)。
2024年単月の国産車登録状況はこうなっている
そして2024年12月単月の登録状況についてもこれまでとは大きく変わらず、やはりトヨタが強い状況ですが、「通年」と異なるのは単月で見たホンダ各モデルの伸びが弱いことで、となると通年のホンダの強さは「一昨年から続いてきたニューモデルラッシュ」の影響が大きく、しかし時間の経過とともに販売が鈍ってきているのかもしれません。
一方でトヨタの上位モデルの販売は「全く衰えず」、これを見ると「ホンダのニューモデルは息が短く、トヨタのニューモデルは息が長い」のだとも考えられます。
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参照:日本自動車販売協会連合会