もうロレックスのディフュージョンブランドとは言わせない。チューダーがターコイズ文字盤を使用し「レトロな」意匠を盛り込んだ「ブラックベイ クロノ  フラミンゴブルー」を発売

Image：Tudor

｜　もはやチューダーは「指名買い」を獲得できるまでのブランドに成長　｜

ロレックスではできない「チャレンジ」に次々挑戦

さて、昨今の腕時計における「人気（文字盤）カラー」は”ターコイズ”ではありますが、今回チューダーが「ブラックベイクロノ」にターコイズ文字盤を採用した「ブラックベイ クロノ  フラミンゴブルー（Ref.79360N-0024、831,600円）」を追加。

もともとチューダーはロレックスのディフュージョンブランドとして誕生し、一時はロレックスとネーミングや基本デザインを共有していたものの、現在はその独自性を強めています。

そして「あえてそれをやる」というカンパニーポリシーのもと、ロレックスが行ってこなかったようなチャレンジ精神を見せ、PVD加工やファブリックストラップの導入、そしてブロンズケースやチタンケース（のちにロレックスが採用）、（貴金属の）シルバーケースを取り入れており、もはや「ロレックスを買えなかった人のためのブランド」ではなく、「ロレックスではなく、”あえて”チューダーを選ぶといったファンを獲得するまでに成長しているわけですね。

チューダー ブラックベイ クロノ  フラミンゴブルーはこんな腕時計

そしてこのブラックベイ クロノ  フラミンゴブルーを見てみると、最大の特徴はこれまでのチューダーにはない「ターコイズ」文字盤。

そしてこのブルーは「（ピンク色の）フラミンゴ」とは全く異なるカラーを持つように思われますが、これはフラミンゴが生息する水辺を表したものだといい、その名もまさに「フラミンゴブルー」。

ちなみにですが、マイアミには「フラミンゴパーク」があり、よってマイアミのシンボリックなカラーは「ピンクと（おそらくはマイアミの海と空をイメージした）ブルー」。

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よってマイアミ・バイス、そのほかのマイアミを舞台にした映画、さらには自動車においてもマイアミを意識した限定モデルやイベントでは「ピンクとブルー」が使用されることが多く、よってこの「ブラックベイ クロノ  フラミンゴブルー」もある程度マイアミを意識したのだと思われます。

ケースそのものは316Lステンレススチール、ケース径は41ミリ、そして文字盤はレトロな「ドーム型」。※このドーム型文字盤は近年の腕時計業界におけるひとつの流行である

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ブラシ加工とポリッシュ加工を組み合わせたケースは非常に美しく、面取りの精緻さもロレックス譲りの「業界最高レベル」と言っていいかもしれません。

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サブダイヤルにはブラックを用いることでコントラストを高め、もちろん針はチューダーならではの「スノーフレーク」、インデックスは「ドット」型。

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装着されるブレスレットもステンレススティール製の「5リンク」、チューダーではおなじみの「T-フィット」システムを導入することで微調整が可能となっています。

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搭載されるムーブメントはパワーリザーブ70時間を誇るMT5813、もちろんスイス公認クロノメーター検査協会（COSC）取得済み。

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