
| 新型CX-5の画像流出に加え、マツダが公式としてティーザー画像を公開 |
「革命」よりも「進化」を選んだ新型デザイン
少し前には新型マツダCX-5のデザイン画像がネット上に流出し大きな注目を集めましたが、今回はマツダが正式に新型CX-5のティーザー画像を公開し、2025年7月10日、米東部時間4:00AMに発表を行うとアナウンス。
ティーザー画像からは、次期CX-5が現行モデルのデザインを大きく崩すことなく、進化させたデザインとなっていることを判別でき、陰影によって詳細は隠されているものの、全体的なフォルムが(先代から)維持され、フロントとリアの輪郭も流出画像と一致していることから、以前の流出画像が「フェイクではなかった」ということもわかりますね。
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2026年モデルとして前倒し登場、新ハイブリッド搭載の可能性も
新型CX-5のデザインは上位モデルのCX-60や新型マツダ6eなどとデザイン言語を共有し、「ファミリールック」を強く意識した仕上がりで、ボディは若干長くなっている可能性があるものの、”現行モデルの雰囲気を色濃く残したまま”。※そして中国専売のマツダ車は「現地固有のデザイン」ということがあらためてわかる
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いわゆるキープコンセプトで、つまりマツダはそのデザイン言語を変えないということになり、これはマツダファンにとって「安心」な部分であるとともに、現行CX-5ユーザーであるぼくの知人によれば「旧型に乗っていても古いクルマに見えないのがマツダの良心」。
Image:MAZDA
興味深いのは、今回ティーザー画像を公開したマツダUSAが次期CX-5をして「2026年モデル」として扱っている点。
これは以前の発表よりも前倒しでの導入を意味しており、年内にも米国市場で発売される可能性を意味します(米国では、7月以降に発表される「2026年モデル」は8月以降に生産され、年内にデリバリーされるのが一般的である)。
さらに注目すべきはマツダが独自開発した新ハイブリッドシステムの搭載で、これに加え、かねてから予告されていた新世代「SkyActiv-Z」エンジンの登場も噂されていますが、SkyActiv-Zに関しては2027年投入という見方も根強く、今回の正式発表ではハイブリッドパワートレインのみに留まる可能性も指摘されています。
Image:MAZDA
トヨタRAV4との直接対決が始まる
新型CX-5の登場は、マツダにとって非常に重要なタイミングで、2024年のCX-5のグローバル販売台数は34万5209台、米国だけでも13万4088台と、依然として高い人気を誇っています。
一方で、ライバルであるトヨタRAV4は2024年に次期型へとモデルチェンジして全車ハイブリッド化を達成し、「マツダで最も売れているクルマ」と「世界で最も売れているクルマ」であるRAV4との競争がますます激化していくことが予想されていますが、現在のSUV市場では「ラギッドな方向へ」とデザインが移り変わる中、マツダの「シティ派デザイン」は一部の消費者にとっては魅力的だとその目に映るはずで、一定のファンに加え、ラギッドなSUVブームに飽きた層を引き付けることができるのかもしれません。
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参照:MAZDA