
| とくにカーボンファイバーが好きなわけではないが、見た目が変わることで気分も一新 |
フェラーリのキーは自分で簡単に「分解」できる
さて、フェラーリの純正「カーボンファイバーキー」を入手。
これは純正のキーでの「金属製」の部分がカーボンファイバー製へと置き換えられたオプション品で、たまたま見ていたebayにて安価で出品されており、思わず購入してみたというわけですね(新品)。
なお、右が標準の「金属仕様」、左が「カーボン仕様」。※カーボン仕様のほうが「Ferrari」文字が黒く見えるが、それは縁取りの金属が「細い」からなのかもしれない
ちなみに「裏面」はまったく同じ。
自分のフェラーリ296GTBのキーを「カーボン製」へ
今回入手したキーにはすでに個別の車両コードが割り当てられているためにぼくの296GTBでは使用できず、よって一旦キーを分解し、このカーボンファイバー製の「ガワ」をもともとの自分のキーへと「移し替える」ことに。
作業自体は難しいものではなく、というのも現行のフェラーリのキーは「自分で分解する」ことを前提としており、そのための専用工具も付属しているから。
専用工具はこんな感じで納車時に車両へと付属されていたもの。
そして専用工具を使用して両側面上下のボルト(合計4本)を抜き取り・・・。
分解するとこう。
なお、キーを分解できるように設計している理由は2つあり、ひとつは「電池交換のため」。
この部分のカバー(ラバー製で被せているだけ)を開けるとボタン電池が顔を出し、容易に電池を交換することが可能です(かつてのフェラーリは自分で電池交換ができず、高額な費用を支払って交換を依頼する必要があると聞いたことがある)。
そしてもうひとつの理由は「キーホルダーを取り付けることができるようにするため」。
フェラーリのキーは(スマートフォンのように)キーホルダーやストラップを装着する場所がなく、よってキーホルダーあるいはストラップを取り付けようとなると一旦キーを分解してこういった(これも車両に付属してくる)パーツを取り付ける必要があるわけですね。※このパーツはもともと付属しているもので、無加工で取り付けることができる
これを取り付けると、リングを使用してキーホルダーなどを装着できるわけですが・・・
そうすると今度は車両側のキー収納スペースにキーが完全に収まらなくなるというオチがついてきます。
よって多くのオーナーはこのパーツを使用せず、キーホルダーも取り付けていないのだと推測していますが、ぼくもやはりキーホルダーの類は使用せず(このキーにマッチするキーホルダーを見つけるのは容易ではない)。
そしてカーボン製のキー本体(というかカバー)を取り付けて作業終了。
完全に「好み」かとは思いますが、メタル製のキーのほうが高級感が感じられるようにも思います。
参考までにカーボン製のキーは全体で「約7グラム」軽いようですね。
実はフェラーリ296GTB納車直後にキーが「傷つく」ことに
なお、今回このカーボンファイバー製のキーへと「ガワ」を変更しようと考えたのは、もともと付属するキーに傷をつけてしまったから。
納車間もない頃、このキーをバッグの中に入れていたところ、何かと接触したようで側面のエッジが凹んでしまい(金属製なのでそんなに簡単に破損するとは思わなかった)、それと同時にぼくの心も凹んでしまったわけですね。
もちろんこの程度では使用に支障は出ないのですが、心理的にはちょっとブルーになってしまい、「新品のキーでも購入するか・・・」と考えていた矢先に出会ったのがカーボンファイバー製のキー。
よって今回、凹んでしまったキーが装い新たに蘇り、心が晴れやかになっている今日このごろです。
ちなみにですが、ぼくはメッキやポリッシュ、シルバーが好きではなく、よって自分の296GTBについてもホイールはもちろん「跳ね馬エンブレム」「テールパイプ」にブラックを指定したほど。
そして今回、キーがカーボンファイバー製となったことでより車体とマッチする雰囲気となり、その意味でも非常に満足度の高いパーツであるとも考えています。
二度とキーを傷つけないようにしなければならない
そこで現在気にしているのが「キーを二度と傷つけないように」ということで、よってバッグなどに収納する際には、暫定でこういったマイクロファイバー製の袋を使用しているのですが、このままだと心もとなく、もううちょっと「フィットする」ケースを探そうと考えています。
なお、今回紹介したようにこのカーボンファイバー製のパーツは「移植可能」なので、同じキーを有する世代のフェラーリへと乗り換える際、このカーボンファイバー製のキーもまた「ガワを付け替えて」受け継ごうとも考えています。
フェラーリの純正キーを分解する動画はこちら
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