
Image:Porsche
| カレラGTのカプセルコレクションは「シルバー」がテーマ |
カレラGT25周年を祝う、ファッションとカルチャーの融合
ポルシェが伝説的スーパーカー「カレラGT」の誕生から25周年を記念し、パリを拠点とするクリエイター、アーサー・カー(Arthur Kar)とのコラボレーションによる限定カプセルコレクションを発表。
このコレクションは、パリ・シャンゼリゼ近くの“トリアングル・ドール”地区にて開催された特別イベントで初披露され、カレラGTとともに展示されたそうですが、展示会場はカレラGTの生産拠点であったライプツィヒ工場の建築デザインをモチーフにしており、ポルシェのデザイン哲学と技術的遺産を表現している、とのこと。
なお、アーサー・カーとのコラボレーションは「968のレストモッド(2021年)」以来継続して展開されており、今後しばらくこの関係性が続くことになるのかもしれません。※反面、エメレオンドレとのコラボレーションがなくなった
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カレラGT:時代を超えて愛される「究極のポルシェ」
2000年にパリで世界初公開されたカレラGTは、カーボンモノコックシャシー、自然吸気V10エンジン、そして流麗なシルエットを備え、当時の自動車工学の限界を押し広げた存在です。
25年を経た今でもその影響は自動車業界だけでなく、カルチャーやデザインの世界にも色濃く残っており、まさに「タイムレスな存在」であると言えそうですね。
「このプロジェクトはとても個人的なものです。私のキャリアはパリのポルシェ工場から始まり、カレラGTとのつながりが原点です。25年前と同じこの街でコレクションを発表できたことは、私にとって特別な意味があります。」
アーサー・カー
カプセルコレクションの主なアイテム
そこで今回発表された限定カプセルコレクションの内容を紹介してみたいと思いますが、そのイメージカラーには「シルバー」が用いられ、これはカレラGT発表時に用意された「GTシルバー」をイメージしたものだと思われます。
そして「カーボンモノコックシャシー」をイメージしたであろうカーボンファイバーもモチーフとして取り入れられ、文字通り「特別な」ラインアップとなっているようですね。
1. Speedcat Trainer(Porsche × Puma)
「スピードキャット トレーナー)Speedcat Trainer」は、ブラック×シルバー、シルバー×カーボンルックの2色展開で、それぞれ1,270足限定(カレラGTの総生産台数と同数)。
Image:Porsche
ヒールにはポルシェクレスト、ソックライナーにはカレラGTのグラフィック、さらにはボーズ(Bose)やミシュラン(Michelin)のロゴも採用され、ブラックモデルはパリ限定、シルバーモデルはポルシェ公式オンラインストアでも購入可能です。
Image:Porsche
2. ユニセックス ブルゾンジャケット
スポーティなスタンドカラーを備えたブルゾンは、レーシングとストリートの融合をテーマにデザイン。
Carrera GT刺繍やパートナー企業のロゴがあしらわれ、ブラックと限定シルバーの2色が展開されます。
Image:Porsche
3. 限定Tシャツ(4種類)
100%コットン製のTシャツはホワイトとブラックの各2種類で展開(素材的にシルバーの再現が難しかったのだと思われる)。
バックにはカレラGTから着想を得た大胆なプリントが施され、フロントは控えめなポルシェロゴでまとめられています。
Image:Porsche
4. Playmobil コレクターズセット
子ども向けとしてはカレラGTを忠実に再現したPlaymobilの組み立てセットが登場。
開閉式ルーフやポルシェクレスト入りのフィギュアなど、細部までこだわった仕上がりを持つもよう。
5. アクセサリー類(キャップ/キー/キーホルダー)
- キャップ:大きな刺繍ロゴ入りで、日常使いしやすいデザイン。
- 1:1スケールのカレラGTキー:612個限定で、コレクターズアイテムとして人気が出そう。
- レザーキーホルダー:GTシルバーとカーボンルックの2種を展開。
デジタル展開も:Zepetoでの初コラボ
フィジカルアイテムだけでなく、ポルシェは9月26日から人気メタバース「Zepeto」上でも初の公式ローンチを実施するといい、ここではアバター用のデジタルウェア4点が販売され、パリやライプツィヒをモチーフにした3つのインタラクティブブースも登場する、とアナウンスされています。
まとめ:カレラGTは「文化」そのものへ
25年の時を経ても、ポルシェ・カレラGTは単なるスーパーカーにとどまらず、ファッション、デジタル、カルチャーと融合する存在へと進化しており、今回のカプセルコレクションは、その象徴的な価値を日常のアイテムとして体験できる貴重な機会と言えそうですね。
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