
Image:BMW Motorrad
| このCE 02はボクの「足」としてかなり有力な候補である |
そして「買い時」がかなり難しい
いまぼくがもっとも欲しいバイクがBMW CE 02。
現在Goo bikeに登録されるBMW CE 02は「44台」ですが、すでに認定中古車の価格は「60万円台」に突入しています。※認定中古車以外だと60万円台前半の売り物も出ていた
発売が2024年4月、新車価格が125万円なので、「発売から1年で中古価格が半分になった」ということになり、EV同様に「バイクの世界でも電動車は厳しい」ということがわかりますね。
BMW CE 02はおそらく「とんでもなく売るときに安い」
そして「いかに半額になった」といえど、この価格で購入しても「売るときにまだ下がる」ことは確実だと見ており、よってこのバイクを購入するのは「お金を捨てる」のと同義であるとも考えられ、そのためぼくは「可能な限り安く買いたい」とも考えているわけですね。
ただ、「とんでもなく価値が下がる」といえど、ぼくにとっては魅力的な一台でもあり、そしてぼくがこのバイクを手に入れる対価として「捨ててもいい」と思えるお金は50万円。
よって乗り出し50万円になれば即購入だとも考えています。
今後、BMW CE 02が「中古市場に大量に出回る」ことはないだろう
しかしながら今後のCE 02の相場についてはかなり読みにくく、まず中古市場にCE 02があふれることはまず無さそうで、その理由は「新車が売れないだろうから」。
現在市場に出ている44台の多くは正規ディーラーの試乗車であると思われ、そして新規購入が増えない以上、ここから中古市場にCE 02の台数が増えることは「まずない」と考えています。※ここまで価格が下がることがわかっている電動バイクを新車で購入する人が大量にいるとは考えにくい。とくにCE 02は出先で充電することが難しくツーリングにも向いてない
しかしその一方、(ぼくのように)電動バイクにメリットを感じる人も一定数以上いるはずで、よって市場の「44台」はそういった人々によって「取り合い」となる可能性が高く、実際に「ちょっと前に出てきた」60万円台前半(しかもはじめて60万円台に突入した個体)のCE 02が一瞬で売れてしまったことからも「(価格が下がればすぐに買おうと)狙っている人が間違いなく存在する」ことを表しているのかもしれません。
よって、(どれくらい”狙って”いる人がいるのかにもよるが)ここからは以下の3つのシナリオが考えられ、ぼくにとっては「市場とのにらめっこ」となりそうです。
- 需要と供給がバランスし、ここからは大きく価格が下がらない
- 供給台数が増えないまま、ここから徐々に「中古市場に出回る台数」が減って行き、むしろ「需要が供給を上まわることで」中古価格が(中古市場での台数が一定以下になった場合)上昇に転じる
- 電動バイクに親しんでいる人は多くないはずで、「有用」と推測して購入したものの、実際には「実用性が低く」すぐに売りに出してしまい、その連鎖によってさらに中古価格が下がる
なぜボクはBMW CE 02に魅力を感じるのか
そこで「なぜぼくがBMW CE 02を欲しいと思うのか」は以下の通り。
- そもそもぼくはバイクで長距離を走ったりツーリングにも行かない
- 日常での使用を想定しているのでギアチェンジを行うのが面倒くさい
- かといって「スクーター」だと魅力的な製品が存在しない
- ガソリンを入れにゆくのが面倒くさい(家で充電するほうが便利)
- CE 02のデザインをけっこう気に入っている(かつてのストリートマジック、現在だとグロムのような、ジャンルレスなバイクが好きである)
- 静かで快適
一方、若干の懸念も存在し、それは以下の通りです。
- 実際の航続距離
- 充電後に「放置していた場合」、どれくらい自然放電するのか
BMW CE 02はこんなバイク
BMWの「CE 02」についておさらいしておくと、これは「e-パルクーラー」という新しいコンセプトを持つ「新種」で、バッテリー容量を抑えることにより「軽量」かつ価格も抑えた仕様を持つ都市型電動モビリティ(スポーツ性やツーリングといった要素は最初から排除されている)。
特に都市に住む若い世代をターゲットにした、斬新でスタイリッシュなデザインが特徴です。
1. 主な特徴
- デザイン: スケートボードやストリートアートにインスパイアされた、フラットで細長いシートと独特のシルエット。
- 運転免許: 日本国内では軽二輪(126cc~250ccクラス相当)に区分され、そのため普通自動二輪免許(AT限定も含む)で運転が可能(高速道路も走行できる)。
- 駆動方式: クラッチやギアチェンジが不要な電動モーター駆動で、イージーかつ強力な加速性能(0-50km/h加速:約3秒)を持っている。
- ライディングモード: 走行シーンに合わせて出力特性を切り替えられる複数のモード(FLOW、SURF、FLASH)を装備。
- コネクティビティ: 3.5インチのTFTディスプレイを装備し、スマートフォンホルダーやUSB-C充電ソケットを備え、BMW Motorradコネクテッド・アプリを通じてスマートフォンと連携できる。
- 装備: フロントABS(アンチロックブレーキ)、リバースギア(電動)、ASC(オートマチック・スタビリティ・コントロール)などを搭載し、安全面にも配慮されている。
2. 主要なスペック(日本導入の11kWモデル)
項目 | スペック |
区分 | 軽二輪 |
最高出力 | 11 kW(15 PS)/ 5,000 rpm |
最大トルク | 55 Nm / 0-1,000 rpm |
最高速度 | 95 km/h |
航続距離 | 約90 km(WMTCモード準拠) |
車両重量 | 132 kg(装備重量) |
シート高 | 750 mm |
バッテリー | 空冷リチウムイオン高電圧バッテリー (48V、2 x 1.96 kWh) |
充電 | 家庭用100Vコンセントで充電可能(クイックチャージャー標準装備) |
タイヤサイズ | 前: 120/80-14、後: 150/70-14 |
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