
Image:Mercedes-Benz
| 今までも「自動車ブランドのタワーマンション」は存在したが、「街」を作る例は珍しい |
この記事の要点まとめ
- 桁違いのスケール: 約83.6万平米の敷地に12棟のタワー、1万3,000戸超の住居を建設
- コンセプトは「市中都市」: 住居、商業、スポーツ、モビリティが完備された自給自足型コミュニティ
- 伝説の名車が建築に: 各タワーには「Vision AVTR」など歴代のコンセプトカーの名を冠する。
- 究極のウェルネス: スカイジョギング、フェンシング、Eスポーツまで網羅した12の専門クラブ
2026年1月15日、メルセデス・ベンツとドバイの不動産開発大手ビンガッティが「「共同プロジェクト第2弾」となる”Mercedes-Benz Places(メルセデス・ベンツ・プレイス) | Binghatti City(ビンガッティ・シティ)”の詳細を発表。
単なる「ロゴ付きマンション」の域を遥かに超え、一つの「街」を丸ごとブランド化するという、前代未聞の挑戦がメイダン地区で始まります。
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メイダンに現れる「メルセデス・ベンツ シティ」の概要
第1弾の超高層タワー(ダウンタウン・ドバイ)の成功を受け、今回は「都市計画」そのものにメルセデスのDNAを注入するというのがプロジェクトのコンセプトですが、その概要は以下の通り。
プロジェクト主要スペック
| 項目 | 詳細内容 |
| 所在地 | ドバイ・メイダン(Meydan)エリア |
| 敷地面積 | 約836,000 平方メートル |
| 住居数 | 13,000戸以上(12棟のタワーで構成) |
| デザイン哲学 | センシュアル・ピュリティ(感性的純粋) |
| 投資規模 | 約300億AED(約1.2兆円 ※推定) |
| 完成予定 | 2026年後半より順次(※第1弾タワーの竣工と連動) |
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デザインとアイデンティティ:車から建築へ
このプロジェクトの最もユニークな点は、12棟のタワーそれぞれに”メルセデス・ベンツの未来を象徴するコンセプトカーの名称”が付けられていることで、しかも「その名が与えられる」だけではなく、各コンセプトカーの特徴、そして”コンセプト”そのものが反映されているようですね。
- Vision One-Eleven: 未来的なオレンジの弾丸が建築へと昇華
- Vision AVTR: 映画『アバター』から着想を得た有機的なデザインを反映
- Vision Mercedes-Maybach 6: 究極のラグジュアリーを象徴するタワー
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各タワーの外観に共通する意匠は「シルバー」と「クローム」を基調とし、建物が空に向かって上昇するような躍動感が演出されていること。
室内はレザーやウッドといった車内を彷彿とさせる素材が使われ、まるで「メルセデス・ベンツのコックピットに住む」ような体験を創出する、と説明されています。
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未来のアーバンライフを支える充実の施設
「Binghatti City」は、ただ住む場所ではなく、住人が街から出ることなく、すべての欲求を満たせる「エコシステム」が構築されています。
1. スポーツ&ライフスタイル
スカッシュ、ゴルフシミュレーターに加え、「フェンシング」や「アーチェリー」までカバーする12の専門スポーツクラブを併設。
加えて空を走るかのような「スカイジョギング・トラック」も併設されるといい、ドバイの絶景を独り占めできるスポットとなりそうですね。
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2. インテリジェント・モビリティ
メルセデス・ベンツらしく、街全体にEV(電気自動車)充電インフラを完備。
専用のモビリティ・サービスが提供され、住人はシームレスに都市内を移動できるのだそう。
3. 自然との調和
「グランド・プロムナード」と呼ばれる緑地を中心とし、水辺の癒やしと最新テクノロジーが融合したつくりを持っており、家族向けの「Little Marvels(キッズエリア)」やイベント用の「Crown Arena」など、コミュニティの繋がりを重視した設計がなされます。
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結論|メルセデスが描く「140年目の未来」
今年、創業140周年を迎えるメルセデス・ベンツ。
彼らにとってこの不動産プロジェクトは、単なる多角化ではなく、「移動」の先にある「居住」までをブランド体験として統合する壮大なビジョンです。
「クルマを所有する」から「ブランドの世界観に住む」へ。
ドバイの空に描かれるこの新しいスカイラインは、世界の富裕層やデザイン愛好家にとって、2026年最大の注目トピックとなることは間違いなさそうですね。
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