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| 映画『アベンジャーズ』でトニー・スタークが運転した、世界にたった一台の「アキュラ NSX ロードスター」がオークションに登場 |
忙しい人のための要約
- 世界に一台の劇中車: 2012年公開の映画『アベンジャーズ』のために製作されたワンオフモデル
- 中身は初代NSX: 2代目NSXの予告として作られたが、ベースは驚異の走行距離を誇る1991年式NSXだった
- チャリティ競売: 落札額は落札者が選んだ慈善団体に寄付される
- オンライン開催: オークションサイト「Cars & Bids」にて2026年内に実施予定
伝説のヒーローが選んだ「アキュラ」という選択
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初期、トニー・スタークの愛車といえばアウディ R8が定番でした。
しかし、2012年の『アベンジャーズ』で彼が最後に乗り込み、ブルース・バニー(ハルク)と共に去っていったのはこの優雅なアキュラ(ホンダ)NSX ロードスターです。
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そして今回、その”本物の”劇中車がアキュラ公式によってオークションにかけられることが決定し、映画ファン、そして日本が誇るスーパーカー「NSX」愛好家にとって、これ以上のコレクターズアイテムはないとして大きな注目を集めています。
映画の魔法:外見は「次世代」、中身は「伝説の初代」
この車両の最も興味深い点はその成り立ちにあり、当時(2012年)、2代目NSXの発売を控えていたアキュラはこの映画を新型のデザインプレビューとして活用することを決定し、「アベンジャーズ」とのタイアップを通じ、このNSXロードスターを全世界に向けて発信したわけですね。
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スペックと詳細仕様
一見すると2代目NSXのプロトタイプのようですが、その中身はなんと熟成された「初代NSX」で、これはもちろん「その時点でベース車として活用できる新型NSXが存在しなかったから」。※たしかにインテリアを見ると初代NSXベースであることがわかる
| 項目 | 詳細 |
| ベース車両 | 1991年式 アキュラ(ホンダ)NSX |
| 走行距離 | 約252,000マイル(約40.5万km)以上 |
| ボディ | Trans FX社によるハンドメイド・ファイバーグラス製 |
| 足回り | 2インチ・ローダウンサスペンション |
| ホイール | 18インチ専用カスタムホイール |
| 内装 | レーシングハーネス付き最新型バケットシート |
| ナンバープレート | 劇中同様の「STARK 33」を装着 |
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驚くべきは、ベース車の走行距離が40万キロを超えている点で、アキュラのクリエイティブ・ディレクター、デイブ・マレク氏は「撮影には信頼性が必要で、初代NSX以上の選択肢はなかった」とコメント(それでも、なぜここまで走行が進んだ固体を選んだのかはわからない。当時は予算の範囲内において、「NSXで、しかしもっとも安価な車両」を探した結果だったのかも)。
これだけの(スーパーカーらしからぬ)距離を走った初代NSXが存在することも驚きですが、まさにホンダの耐久性が証明された一台だと言えそうです。
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史上最高額のNSXになる可能性も?
今回のオークションは、人気サイト「Cars & Bids」にてオンラインで行われ、落札代金は落札者が指定するチャリティ団体に寄付されるそうですが、アキュラ自身もサンダンス・インスティテュートへの寄付を行う予定だとアナウンスされています。
現在、初代NSXの価値は世界的に高騰しており、希少なモデルでは1億円を超えるケースも出ています。
本車両は「走行距離40万キロの1991年式NSX」としては間違いなく史上最高額を記録するはずで、さらには劇中車というプレミアム、そして「中身は初代NSXなのに外観は二代目NSX」という特殊性に加え、チャリティ目的であることが価格をさらに押し上げると予想されます。
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【考察】劇中車がボクらに与えるインスピレーション
映画で使われた「劇中車(ヒーローカー)」が、メーカー公式として市場に出ることは極めて稀。
ぼくらはスクリーンの中のヒーローに憧れますが、その相棒である「クルマ」は、単なる移動手段を超えたキャラクターの一部でもあり、今回のNSXもトニー・スタークの先進性とNSXが持つメカニカルな信頼性が融合した象徴的な一台ということに。
こうした車両が個人のコレクションに収まるだけでなく、チャリティを通じて社会に還元されるというストーリーは”自動車文化の新しい価値の示し方”と言えるのかもしれませんね。
結論:2026年、オークションの行方に注目
アイアンマンの愛車を手に入れるチャンスは2026年内のどこかで訪れます(正式な日程はまだ決まっていない)。
公道走行が可能かどうかは不明ですが、ガレージに「アベンジャーズの1ピース」が鎮座する光景は、ファンならずとも胸が熱くなること間違いなし。
最新情報はアキュラの公式サイトやCars & Bidsにて公開されるものと思われ、AIにリマインダーをお願いしておく情報がまた一つ増えた、というところですね。
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参照:Acura, Cars & Bids
















