さて、先日ランボルギーニ・ウラカンのセンターコンソールのパーツに遊びがあり、その遊びを解消しましたが、その遊びがなくなったために今回はアームレストの「閉まり」が気になるという事態に。
おそらく「遊び」があった時は適度に隙間を吸収したりしていたのだと推測しますが、その遊びがなくなったので、アームレストの上側と下(車体)側との隙間が気になるようになったわけです。
要は下の画像の丸い部分(アームレストの上側)と、
下側のラバーとがぴったり合わさってアームレストの上(蓋)が固定されるわけですが、この上下のポッチにちょっと隙間があるのでアームレストを閉じた時に(ラッチがきっちり噛み合わさっていても)ちょっとガタがあるのですね。
実際はガタがあっても機能上は差し支えないのですが、せっかくセンターコンソールのパーツにおける遊びをなくしたので、どうせならここも「完璧に」したく、もしかするとここからも異音が出るかもしれない、と考えて対策を行うことに。
ただ対策といっても大げさなものではなく、このポッチの直径に合致した緩衝材を貼るだけ。
ガレージを探してみるとスポンジテープが出てきたのですが明らかに直径が大きく、ポンチにて適当な直径にくり抜き、これをそのまま貼り付けています(こうやって見ると我が家には実に様々な素材や工具がある)。
これで万事解決であり、何事もガッチリ固定されるというのは実に気分が良いものです。
もしくはこう言ったゴム製のものでもオーケーだと思います(いずれも簡単にホームセンターで手に入る)。
さて、ランボルギーニ・ウラカンの異音対策。
異音がゼロという車はほとんどなく(アウディは経験上かなり異音が少ない車ですが)、かつウラカンのように足回りが硬い車は異音が気になることも。
ただしウラカンの名誉のために記しておくと、ランボルギーニというくくりで見た場合ガヤルド時代から比較的異音の少ない車であり、発生したとしても非常に少ない箇所からしか異音が出ないと認識しています。
多くの車が「対策すれどもすれども」あちこちから異音が出て対処しきれないのとは異なり、かなり対処のしやすい車、ということですね。
なお異音の多くは「ボディの捻じれ」によって内装同士がこすれたり当たったりして出るもので、ガヤルドやウラカンのようにボディ剛性が異常に高い車はもともと異音が出にくい構造でもあるわけです。
ただ、足回りが硬いと内装の「建てつけ」が悪かったり「ズレ」があったりした際、走行時の振動に由来して異音が出る場合があり(ボディが捻じれなくとも車ごと揺すられることで発生)、これはスポーツカー特有の異音とも言えるでしょう。
今回もそんな異音ですが、センターコンソール付近からの異音です。
ただ、1年乗っていて気づかなかったほどのレベルであり、ノイズとしてはかなり小さなもの。
なぜ今になってそのノイズに気づいたかというと、この暑さで(前述の通り)ipodがやられてしまい、音源がなくなった車内が「無音」になってその状態で走行していた時に「なんか音がする」という感じで発覚した次第。
要は音楽をかけていると気づかないほどなのですが、一度「異音が出ている」と認識すると対策したくなるのが人情というもの。
そこで色々と調べてみると、下の画像の通り樹脂パーツと樹脂パーツとの組みつけが甘く、そのために走行中に車が段差を超えたりするとそのパーツ同士が当たって音を出す模様。
アームレストを上げたところの樹脂パーツで、赤い線の部分に「遊び」があり、そこが異音の発生元のようです。
この樹脂パーツ1と樹脂パーツ2との間に何か挟むか、このパーツの遊びをなくすかする必要があるのですが、それには樹脂パーツ2を外す必要があるので、樹脂パーツ1に養生テープを貼り、内装剥がしを差し込んで樹脂パーツ2を後ろにずらして外します。
なお、この際に養生を怠ると100%の確率で樹脂パーツ1に傷がつくので要注意(樹脂パーツ1はピアノブラック仕上げ)。
その後構造を確認したところ、ファスナーの形状というか位置の関係でどうしても「遊び」が出るということがわかり、ファスナー付近にスポンジテープを貼ることに(そうすることでファスナーで固定したのちにスポンジテープの反発力によって樹脂パーツ2が確実に固定される)。
スポンジテープはブチルゴムタイプを使用しますが、ホームセンターでも売っている一般的なものです。
これを切ってファスナー三箇所周辺に貼り付けるわけですね(細さ、暑さは適宜調整)。
下の画像は後ろ側のファスナー。
こちらは前側。
上の方の画像の通り「接触」によって音が出るので、樹脂パーツ2固定の強化と合わせ、樹脂パーツ1と触れる部分に起毛テープを貼っておきます。
あとはずべてのパーツを元に戻せばオーケー。
この処置にて樹脂パーツ2の遊びはなくなり、樹脂パーツとの接触による異音は出なくなっています。