ランボルギーニがついに待望の「ウラカン・ペルフォルマンテ」を公開。
現時点で日本のオフィシャルサイトではペルフォルマンテの最新情報について未公開ですが、これまでの例を考えると早晩更新されるものと思われます。
※ランボルギーニ発行のプレスリリースはこちら
主な(標準ウラカンからの)変更点、スペック(諸元)は下記の通り。
・0-100キロ加速は2.9秒(ウラカンは3.2秒)
・0-200キロ加速は8.9秒(ウラカンは9.9秒)
・最高速度は時速325キロ(ウラカンと同じ)
・時速100キロから停止までの距離は31メートル(ウラカンは31.9メートル)
・ウラカン比で-40キロ(ドライウエイト1382キロ)
・トランスミッション(デュアルクラッチ)は再キャリブレーションで変速スピードが速く
・サスペンションの剛性は垂直10%、ロールで15%アップ
・アンチロールバーも強化
・パワステも再調整
・トラクションコントロールも再調整
・4WDシステムも再調整
・アクティブエアロ(ALA)を装備。ダウンフォースは最大でウラカンの7.5倍以上
・アップル・カープレイ対応
・新形状ホイール採用
・車体重量はウラカン比で約-40キロの1382キロ
・重量配分は前後43:57
要は「ウラカンのハイパフォーマンスモデル」ですが、ガヤルドに対するそのハイパフォーマンスモデルの名称「スーパーレッジェーラ(超軽量という意味)」を用いなかったのは、「ウラカン・ペルフォルマンテのパフォーマンス向上は軽量化のみによるものではない」という意味があるようですね(ペルフォルマンテ、は”パフォーマンス”の意味)。
なお出力向上に際してはインテークとエキゾーストシステムの変更が大きく貢献。
アクティブエアロについては前後スポイラー、エンジンボンネット、リアバンパー+ディフューザー、さらにはダクトとフラップという構成となっており、ハイスピードコーナリング、ブレーキング時のパフォーマンスを大きく向上させている、としています。
イメージカラーの「ブロンズ」はディアブロ30thアニバーサリーへのオマージュとのこと(ボディカラー名は”(アランチョ・アンタエウス”)。
ボディデザインのインスピレーションはランボルギーニのレースカー、そしてバイク(具体的にはストリートファイター。現在ランボルギーニはドゥカティも傘下に納める)。
ホイールは専用の20インチ「ナルヴィ」で鍛造となり、標準でゴールド(ブロンズ)仕上げ。※ジュネーブにてメディア向けに公開された車両はメタリックグレーのホイールを装着
なおエンジンのマニホールドカバーもブロンズ仕上げが施されています(過去のスペシャルモデルの伝統を受け継いだ、とある)。
ストラーダ、スポーツ、コルサをいう3つのドライビングモードに変更はなく、しかしコネクティビティについてはアップル・カープレイ対応。
加えてデジタルダッシュボードの表示も専用のものが与えられ、アクティブエアロ(ALA)動作状況も表示されるそうです。
内外装にはランボルギーニが特許を持つカーボンコンポジット素材「フォージド・コンポジット」が使用され、内装だとパドル、ドアハンドル、センターコンソール、エアコン吹き出し口など。
標準のウラカンにはないダークカラーのアルカンタラも内装素材として選べるようですね。
画像では新しいメーターの表示、センターコンソール上にある小さなディスプレイの表示が変更されていることがわかります(ウラカンだとここは水温/油圧/油温の情報表示のみ)。
外装だとフロントではセンターのスプリッター、リアではバンパー中央部にフォージド・コンポジットの使用が確認可能。
一般的な織り目の見えるカーボンパーツの使用はないようですが、これはコスト対策と思われ、そのぶん「大幅に安く」販売できている、とも考えられます(ガヤルド・スーパーレッジェーラではカーボン製だったドアミラーも今回はブラックペイントに置き換えられる)。
※ランボルギーニ・ガヤルドLP570-4スーパーレッジェーラは3377万4825円
なお日本での価格は31,638,800円と公開されていますが、税込みなのか税抜きなのか現時点では不明(ランボルギーニは税抜きで発表することが多い。ただし標準ウラカンの7%増しの価格という話なので、これが税込みなのかも)。
こちらはオプションと思われるセンターロックホイール”ロジェ”を装着した車両。
かなり軽そうな印象を受けますね。