| かなり実現性は高い?まだまだ謎の多いミドシップ版コルベット |
その「史上はじめて」ミドシップレイアウトを採用する新型シボレー・コルベットC8ですが、やはりアメリカでの期待は高く、続々予想レンダリングが登場。
そして今回また新たなレンダリングが登場しており、これまでのレンダリングに比較すると「かなり」現実的な作品に仕上がっています。
加えてここまで克明に、そしてリアまでしっかり作り込んだレンダリングは今まで存在せず、何より「カッコいい」デザインを持っているようですね。
イメージは現行モデルを継承
このレンダリングを見ると、雰囲気的には現行モデルのイメージをうまく引き継いでいるようで、とくに「コンパクトなキャビン」にその傾向が顕著。
これまでのコルベットは「大排気量エンジンをフロントに積んで」おり、したがってロングノーズショートデッキという古典的なスタイルを持っていたものの、新型コルベットではエンジンが「車体後部に」移動することになるので大きくデザイン変更を余儀なくされるのは必至。
ただしカマロがリバイバル風デザインを採用してヒットしたり、ダッジ・チャージャーやチャレンジャー、フォード・マスタングの例を見ても分かる通り、アメリカ市場では「オリジナル」のイメージを尊重する(そしてそれが好まれる)傾向にあるため、やはり新型コルベットも「これまでのイメージを保持する」ことに腐心しているのかもしれません。
とくにシボレーにとって、コルベットは「絶対に外せない」車種であり、もしこのモデルチェンジを機にコケてしまうとブランドそのものにとって大打撃となり、成功させるためには「これまでのイメージを反映させることが重要だと思われます。
一方で、その価格は一気にこれまでの「2-3倍」ほどに跳ね上がると思われ、それを納得させるだけの性能はもちろん、デザインにおいても”新しさ”が求められることになりそうで、「従来のイメージを守る必要があるが、新しさも必要」というジレンマを抱えることにもなりそうですね。
今のところ新型コルベットが登場したとしても、現行の「C7」コルベットは継続販売されるとも言われ、もし新型コルベットの価格が噂通り「従来モデルの2-3倍」ならば、それも十分理解できる戦略だとも思います。
今回の新型コルベットにおける「レイアウト変更」はスポーツカー史に残る変化ということになりそうですが、これが成功するのか、はたまた失敗におわり「FRに戻るのか」も注視を要するところですね。
VIA:Midengine Corvette Forum