
| 製作したのは以前にウラカンのオフローダー「ジャンパカン」を製作したB is for Build |
これだけの技術があれば何でも思ったクルマを作ることができて楽しそう
さて、2019年くらいからちょっとしたブームになっている「2次元の(カスタムカーの)レンダリングを3次元の実車にする」というトレンド。
これまでにも様々な「実車化」が行われてきましたが、今回はレンダリングアーティスト、karanadivi氏がインスタグラムに投稿した「1967年型フォード・マスタングのミッドエンジンバージョン」が現実のものとなっています。
製作を行ったのはこれまでにもやはりランボルギーニ・ウラカンの未来派レンダリングをそのまま現実のクルマにて再現したり、ウラカンのスーパーオフローダーを作ったユーチューバー、B is for Build。
現実には存在しない「ミドシップ」マスタングだが
そしてまずこちらはレンダリングのほうですが、レトロなマスタングに超オーバーフェンダーやカナードなど現代っぽい装備が追加され・・・。

エンジンはリヤミッドにマウント。
もちろん現実世界にはリアにエンジンが搭載されたマスタングなぞ存在せず、これは完全にアーティストによる創作です。
ちなみにアーティスト氏は「フェラーリのエンジン」搭載をイメージしているようですね。

フォード・マスタングだがエンジンはシボレー
そこで今回B is for Buildがこのレンダリングを3次元へとコンバートすることになりますが、B is for Buildは以前にもマスタングベースのカスタムを行ったことがあり、しかしその際にはマスタングに関する訴訟に巻き込まれてプロジェクトがキャンセルに。
よって今回はある意味では「リベンジ」と言えるかもしれません。

マスタングはフロントエンジン車なので、それをベースに使用するのは効率が悪く、よって準備したのはこういったシャシー。
これは映画「ニード・フォー・スピード」にてブガッティ・ヴェイロンの上モノを被せて登場したレプリカのシャシーだそうですが、ミドシップカーを作るというプロジェクトにはぴったりだと言えそう。

これにシボレー製のLS V8エンジンを装着して足回りを組み上げ、補強バーも溶接してゆくことに。

フロントには燃料タンクなどが搭載されていますが、こちらもけっこうガッチリと補強が入っています。

マスタングっぽいパーツが組み付けられ、ボディパーツはワンオフにて制作が進められますが、冷却性を考慮してレンダリングには存在しないエアスクープがCピラーに装着されているようですね。

けっこう細かい部分までもが入念に作り込まれ、なかなかに美しいクルマに仕上がりそう。

ホイールは超ディープなアメリカン・レーシングの「VF545」をベースにしたカスタム品で、リアはなんと12インチ幅です。

かなりソレっぽくなってきた!

これからインテリアを作り込もうという段階ですが、このシフトノブ、そして「GO-BABY-GO」は映画「60セカンズ」に登場したエレノアのものを再現しているのだと思われます。

まだまだ細かいパーツが装着されていないものの、この段階でもレンダリングと「完全一致」といった感じですね。

「ミドシップマスタング」のレンダリング、そして制作過程を収めた動画はこちら
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参照:B is for Build, karanadivi