Image:Colin W.
| ただし現時点で走行するのは「プロトタイプ」であり、実際の量産バージョンがどうなるのかはわからない |
モデルYはテスラにとって「最量販車種」であるだけに、フェイスリフトに並々ならぬ注力を行うであろう
さて、テスラは2025年1月より上海工場にて新型モデルYの生産を開始すると見られていますが、そのプロトタイプが米国カリフォルニア州にて複数回にわたって目撃されることに。
この新しいモデルYは「ジュニパー」というコードネームにて知られていますが、外装、内装、機械的なアップデートが行われると推測されています。
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テスラが2025年1月から新型モデルY”ジュニパー”の生産を開始するとの報道。さらに同年後半には3列シート版の生産を開始し「2桁増」の納車を見込む
| 同時に生産コストの引き下げも達成されると見られ、テスラの収益性が大幅に改善される可能性も | さらに中国では自動運転の導入など新しい展開が待ち受けている さて、中国の現地メディアが報じたところによ ...
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テスラ・モデルY「ジュニパー」は大きなデザイン上の変更が与えられる?
今回カリフォルニアにて目撃されたモデルY「ジュニパー」の画像及び動画を見てみると、まずフロントにはLEDライトバーそしてスプリットヘッドライトが確認でき、リアにもやはりLEDライトバーを確認可能。
これは「モデル3同様のアップデートが施され、同様の顔つきになる」という予想とは全く異なる変更であり、その理由としては「中国で好まれるデザインに寄せてきた」からなのかもしれません。
🧐🧐🤔🤔 @klwtts @SawyerMerritt pic.twitter.com/bZWV7rn3FA
— Suppakit Phonorthong (@suppalatte) December 29, 2024
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これで中国人は見分けがつくのか・・・?最新の中国車はどれもデザインや車名が似すぎていてボクにはさっぱり区別がつかない。なぞそうなったのかを考えてみた
| 中国のビジネスにおける基本戦略は「差別化」ではなく「模倣」である | よってヒット商品が出ればすべて「右へ倣え」に さて、ぼくがいつも思うのが「最近の中国車はどれも同じようなデザインばかりになって ...
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あるいはサイバーキャブそしてサイバートラック風のデザインを取り入れるということなのかもしれませんが、いずれにせよ「LEDライトバー+スプリットヘッドライト」「LEDリアライトバー」は中国ではマストとも言える仕様なので、テスラはこれを採用することによって競争力を強化しようということなのだと思われます。
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テスラが待望の「ロボタクシー(サイバーキャブ)を発表。デザインはサイバートラック風、サプライズにて近未来的な「ロボバン」も登場
Image:Tesla | ただし現時点ではテスラ・サイバーキャブ、ロボバンの技術的詳細、明確な発売時期や価格は示されていない | サイバーキャブはざっくりと「2026年発売、価格は3万ドル」と語られ ...
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加えて、テスラは(やはり)中国で好まれるロングホイールベース仕様のモデルYを投入するとも言われていて、「かなり速いスピードで」中国市場への対応を進めているということに。
Video quality is uploaded at 720p because I don’t have Premium pic.twitter.com/WOQGFztBwN
— Colin W. (@Y2KColin) December 12, 2024
現時点ではまだまだわからないことが多く、しかしウワサだとモデルY「ジュニパー」のインテリアも大きく変更され、ワイパーやターンシグナルを操作するためのストーク(レバー)、ギアシフターを廃止し、さらにミニマリストなデザインが採用される可能性が高いといい、再設計されたステアリングホイール、スリムなベゼルを持つインフォテインメントディスプレイ、より快適なシート、多色のアンビエントライティング、後部座席用のタッチスクリーン式エアコン調整パネル(これはモデル3のフェイスリフトでも見られた)の導入がなされるという情報も。
さらにはキャビン内の質感が向上し、シャーシとサスペンションのアップグレードによってNVH(騒音・振動・突き上げ)が改善されるほか、オンボードテクノロジーのアップグレードも行われる可能性があるというので、中国市場においては強力なプレゼンスを発揮することとなるのかもしれませんね。
バッテリーやパワートレインの選択肢は現行モデルと同様であると思われますが、より強力な「モデルYパフォーマンス」バージョンが登場する可能性も指摘され、このバージョンはモデル3のスペックに似た性能を持つと見られ、こちらも「パフォーマンス重視の」中国製EVに対抗することができそうです。
参考までに、テスラは、中国でのモデルYの価格をさらに1万元(約21万円くらい)引き下げ、過去最低の開始価格に設定していますが、この価格改定はすでに効果を見せていて、2024年1月から11月までの間にモデルYは中国で最も売れた車両となり(37万3千台が販売されている)、テスラの同地域での販売の73%を占めているというので、今回のモデルYのフェイスリフトに対し「相当な力を入れているであろう」ことにも納得です。
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Image:Colin W., Suppakit Phonorthong