| ランボルギーニ・ウルスは見れば見るほど良くできている |
ランボルギーニ大阪さんにて展示中の新型車「ウルス」。※10/13-10/14はランボルギーニ神戸さんにて展示
展示車はメタリックグレー(GRIGIO LYNX)とイエロー(GIALLO AUGE)で、これはちょうどウルスが発表された際の公式フォトに使用されていたカラーでもありますね。
これまでダーク系のウルスはプロトタイプ、そして屋外の展示でも見たことがあるものの、このイエローを目にするのははじめてです。
ウルスはいい意味でこれまでのランボルギーニ「らしくない」クルマ
そしてウルスを実際に見て驚かされるのは、やはり細部までとことんこだわり抜いた仕上げがなされているということ、そしてこれまで以上に「Yアロー」や「ヘキサゴン(六角形)」が強調されている、ということ。
前者に関してはブランディングの一環でもあり最近はどのメーカーでも注力している傾向で、しかし後者については「ある意味ランボルギーニらしくない」と思われる可能性があるウルスを”まぎれもないランボルギーニ・ファミリーの一員である”と知らしめるためだと考えています。
たとえば「Y」だとデイタイムランニングランプの光り方はもちろん「Y」。
テールランプの光り方も「Y」。
ここまではウラカン、アヴェンタドール共にて同じように採用される手法ではありますね。
そして「ウルス特有」となるのは、ヘッドライトやテールランプのハウジング内にまで「Yアロー」が(エッチング風加工にて)用いられていること。
加えて、デイタイムランニングランプの発光パーツの表面には無数の「ヘキサゴン」が用いられています。
さらにはスピーカーのグリルやフットレストに「Yアロー」が用いられ、これだけのパーツに同一モチーフが反復使用されるのは、ランボルギーニでは非常に珍しいいことかもしれません。
つまり、こういった「ランボルギーニのデザインエレメント」を繰り返し使用して見せることで「ランボルギーニらしさ」を出してるんじゃないかとぼくは考えています。
ちなみにヘッドライトは発光するとこんな感じ。
なお、内装は5人乗りと4人乗りを選択可能。
4人乗りだと後席のシート左右が「独立」した形状となります(画像は5人乗り)。
こちらはメタリックグレーのウルスに採用されている内装ですが、ヴィンテージ調の仕上げが施されるレザーにウッドパネル、というエレガント仕様です。
一方こちらは4人乗り。
ブラックのレザー/アルカンタラにイエローステッチ、というコントラストの強い、スポーティーな仕様ですね。
メーターはこういった表示を採用していて、これはウラカンよりもアヴェンタドール(もしくはウラカン・ブニュット)に近いデザインです。
ちなみにエアコンパネルやインフォテイメントシステムを操作した様子は下記の動画でも確認可能。
アウディA7/A8と同世代のインフォテイメントシステムを採用しており、タッチパネルで操作を行うと、タッチした際に「微妙に画面が振動して」フィードバックを返してくれます(タッチパネルは確実にタッチできたかどうかがわかりにくい場合があり、それを防ぐためだと思われる)。
そのほか「おおっ」と思ったのは、タイヤハウスの内側。
なんとここにもヘキサゴンが用いられています(フェンダーの内側までデザインがなされたクルマはウルスの他にないかもしれない)。
そしてこちらはオプションですが、カーボン製のフューエルフィラーキャップ。
リアルカーボン製で、非常に軽量です。
バング&オルフセンのオーディオシステムをオプションで選択すると、こんな感じで「ACC電源をONにすると、自動でせりあがってくる」ツイーターも装着。※これはアウディでおなじみ
メタリックグレーのウルスのホイールはグロスブラックに切削加工。
フェンダーモールはボディ同色ですね。
イエローの方はマットグレーのホイール(デザインは上のホイールと同じだが、印象は全く違う)にフェンダーアーチがグロスブラック。
この「グロスブラック」はオプションにて「シャイニーブラック・スタイルパッケージ」を装着することで実装されるものですが、正直「かなり印象が変わる」ということもあり、ぼくとしては非常にオススメのパッケージオプションでもあります。
マフラーエンドもクローム、ブラックから選択が可能。
ウルスのリアディフューザー部分やサイドのロッカーパネルには「マットシルバー」が採用されており、よってボディカラーを選ぶ際にはこの「マットシルバーとの相性を考える必要」があるかもしれませんね。
つまりボディカラーとこのシルバーがマッチするかどうか、そこへ「シャイニースタイルパッケージ」をプラスすれば「ボディカラー+マットシルバー+グロスブラック」という3色が調和するかどうか、を考慮に入れなければならず、ウルスはオプションが豊富であるという性質上、使用決定注文)前には「しっかりシミュレーションしておく」ことが重要だと言えそうですね。
ウルスはオプションがたくさんあるので「あれもこれも」装着してゆくと”かなりな額”にはなってしまいますが、同じフォルクスワーゲンのグループに属するアウディ、ポルシェ、ベントレーとのシナジー効果を生かしたクルマでもあります。
よって標準装備内容は非常に充実していて、「オプションなし」でもかなりレベルの高い機能を持っているのは間違いないところ。
そのため「カラーや装備にこだわって、自分だけの一台を仕上げる」のも良いですし、オプションを装着せず「足」という感覚でサラリとのるのも良さそうですね。
他の画像はFacebookのアルバム「Lamborghini URUS」に保存しています。