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新型トヨタGRスープラの見積もり取得!「RZ」の乗り出しはほぼノーオプションで760万円、マットグレーは受注不可

2019/09/23

| RZグレードは高価ではあるものの、それだけの価値はある |

さて、先日試乗した新型スープラ。
ここで最新の見積もりを取得したのでここで紹介してみようと思います。
まず、新型スープラに用意されるグレードは「3つ」で、2リッター4気筒ターボ/197馬力のSZ(4,900,000円)、2リッター4気筒ターボ、しかし258馬力のSZ-R(5,900,000円)、3リッターターボ/340馬力のRZ(6,900,000円)。

簡単に言うと4気筒がパワー違いで2種、6気筒が一種ラインアップされているということになりますが、現時点で「4気筒が選べるのは日本だけ」。

ちなみに現在新型GRスープラを注文したとしても、工場出荷は2020年3月の予定となり、納車されるのは2020年5月くらい、とのこと。

トヨタGRスープラの「ベストバイ」グレードは?

そこでまず4気筒か6気筒か。
現在のところ6気筒しか運転していないのでなんとも言えないのですが、カーメディアの試乗レポート等を見ていると、4気筒のほうが鼻先が軽くてダイレクト感がある、というレビューも。

実際にGRスープラ開発主任、多田哲哉氏も同様のコメントを行っているので、4気筒はかなり軽快感があるのかもしれません。

4気筒モデルについて、各グレードの違いについては、SZがベースモデル、SZの装備充実版そしてパワーアップ版がSZ-Rと考えて良さそう。
SZ-Rになるとパワーアップの他ホイールサイズが大きくなったり、JBL製スピーカーが装備されたり、カーボン製内装パネルが装備されたり、ヘッドアップディスプレイが装備されたり。

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ただし機能的に大きな違いもあって、AVS(アダプティブバリアブルサスペンションシステム)やアクティブディファレンシャルがSZには装備されず、そしてこのあたりは後付け不可能、かつ走りを決する要素でもあるため、SZ-Rを選んだほうが良いかとは思います。
ただ、プリクラッシュセーフティやクリアランスソナー、緊急ブレーキシグナルなど安全装備はSZ、SZ-R、RZともに共通なので(さすがトヨタ)、本気で攻めるでもなく、スープラのスタイリングが欲しいという場合はSZという選択もアリだと思います(なんと言ってもSZ-Rより100万円も安い)。

そしてSZ-RとRZですが、エンジン(4気筒と6気筒)の相違のほか、ホイールサイズ、ブレーキ、テールパイプの直径、ミラーの塗装(仕上げ)、ペダルの外観、シートのカラー等に相違がある程度。
この差が「100万円」ということになりますが、ぼく的には、AVS(アダプティブバリアブルサスペンションシステム)やアクティブディファレンシャル も装備されているSZ-Rでも十分じゃないか、という印象も。

なお、トヨタによると、SZ-RとRZではブレーキやホイールを除くと足回りは共通。
つまりダンパーやブッシュ類に差はなく、SZ-Rでも上位グレードと同じ基本装備が与えられており、SZ-RはRZのダウングレード番ではない、ということになりそう。

それに対してRZを選択する理由は「340馬力」という、SZ-R比でほぼ100馬力も強力なエンジン、レッド仕上げのブレーキキャリパー、19インチサイズの鍛造ホイール。
一般にチューニングにおいては1馬力=1万円なので、それを考えるとRZはかなりお得だとも考えられます(実際のところ、同じ出力を持つクルマを購入しようとなると、この価格では購入できない)。
そしておそらく、もっともリセールが良いのもRZなのかもしれません。

選択したのは「RZ」

いろいろと悩むものの、今回の見積もりで選択したのは「RZ」。

新型スープラについては人気が「RZ」に集中していると報じられているので、中古市場でもやはり同様の現象が生じると思われ、「売るときに高いだろう」というのが大きな理由です。

買うときに高価でも、売るときに高いのであれば「よりいいモノ」を購入するのが正解であるとぼくは考えている(そうして自分を無理やり納得させている)わけですが、上述のように「パワー」「ホイール」「内装」「ブレーキ」等、その価格差について正当化できるとも考えているわけですね。

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ボディカラー、オプションは?

ボディカラーについては、GRスープラの複雑なデザインを一番良く表現できるのは「陰影が出やすい」色だと考えていて、よって「マットストームグレーメタリック」を選択したいと考えているものの、これは初年度分の入荷台数すべてが(抽選によって)完売。※欧米だと普通のオプション扱い

そして今後の入荷予定は「まったく」わからず、よってこのカラーについては注文を受けることができず、とりあえずこれに最も近い”アイスグレーメタリック”を選んでいます。

そのほかのオプションについて、「GR PARTS」からカーボン製エアロパーツ、19インチ鍛造ホイール(691,200円!)が発売されているものの、まずは「素(なにも付けない状態)」で乗ってみてからその後のことを考えたほうがいいだろうということもあり、”ノーオプション”。※ただしETC車載器、ドライブレコーダーのみ選択

GRスープラについては国内外のサードパーティーから様々なパーツが登場することが予想され、ここで焦ってパーツを選択する必要はない、とも考えています。

このほか必要なのはレーダー探知機、そしてホイールのブラックペイントくらい。
このあたりをすべてひっくるめると20~25万円くらいの追加コストが要求されることになりそうです。

新型トヨタGRスープラの見積内容はこうなっている

そしてこちらがGRスープラの見積内容。

トヨタGRスープラ(RZ)見積もり

ボディカラー:アイスグレーメタリック
内装色:アルカンターラ×レッド

車両本体価格 7,027,778円
自動車税 41,600円
自動車取得税 115,000円
自動車重量税 49,200円
自賠責保険料 36,780円
OSS申請代行費用 27,060円
納車費用 9,680円
資金管理金 290円
希望ナンバー代行費用 6,050円
検査登録法定費用 5,600円
車庫証明法定費用 2,700円
預かりリサイクル預託金 12,580円
印紙代 200円
メンテ費用 47,300円
ETC登録費用 2,750円
コーティング 143,000円
ドライブレコーダー 28,600円
ETC車載器 34,100円
ヒューズ 66円

合計:7,590,330円

新型スープラはどんな人が買っているのか?

そこでディーラーにて新型スープラの購入層を聞いてみたところ、「昔、80スープラに乗っていた人」もしくは「当時80スープラに乗りたかったが、乗れなかった人」。

海外メディアでよく言われるような「ポルシェ718ケイマンやアルピーヌA110」との比較はまったくといっていいほど行われておらず、完全に「スープラ指名買い」となっているようです。

価格帯で言えばポルシェ718ケイマン、アルピーヌA110とA90スープラは「ドンピシャ」ではあるものの、実際に試乗してみるとこれらはまったく「別モノ」であり、この状況については「ある意味納得」。

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