
| やはり鉄板焼きの魅力はシェフとの対話、そして素材を活かした調理技術にある |
さすがは「オークラ」、食材と調理技術レベルは非常に高い
さて、オークラ東京の最上階(41階)にある鉄板焼レストラン「さざんか」へ。
そもそも鉄板焼きというのは(オークラによれば)1964年の東京オリンピック開催時、海外からの来客に喜んでもらうために誕生した「和と洋との融合」そして「日本ならではのおもてなし」を融合させた日本料理の新しいスタイルであるとのことで、つまりは「日本独特の、しかし比較的新しい」形態ということに。
そこで今回いただいてきた料理を紹介したいと思います。
ザ オークラ東京の鉄板焼「さざんか」はこんな感じ
そこでこんかいの「さざんか」ですが、こんな感じの眺望がひらけた「個室」にて料理をいただくことに。
こちらはメニュー。
メニューの表紙には素敵なイラスト。
まずこちらは野菜シャキシャキな「さざんかサラダ」。
こちらは前菜。
焼く前のカニとほたて。
こういった感じで素材を見せてくれ、シェフとのコミュニケーションを取りながら食すのも鉄板焼きの醍醐味ですね。
焼き上がるとこう。
三種類の薬味を使用していただきます。
こちらは野菜。
見事な手際にて焼いていただき・・・。
焼き上がるとこう。
調理する様子を見ていると、様々な種類の油を用いており、素材によっては「焦がしバター」を用いるなど細やかな配慮が光ります。
こちらは焼く前のフィレ(130g)とサーロイン(180g)。
フィレが焼き上がるとこう。
なお、付け合せにてスライスにんにくを眼の前にて(油を用いて)にんにくチップ(フライドにんにく)状態としますが、このときに使用した油は捨てずにおく、後の「ガーリックライス」調理時に使用します。
サーロインが焼き上がるとこう。
なお、フィレ、サーロインともに「少しだけ」残しておき、こちらも後のガーリックライスへと使用することに。
そこでにんにくチップと残しておいたお肉をさらに炒めたうえで細かく(コテで)粉砕し、そこへご飯と卵を加えてガーリックライスに。
その手際の良さや機敏な動き、鮮やかなコテさばきには圧倒されるばかりですが、鉄板焼きの修行には1年を要し、その後に「お偉いさんを前に」調理するというテストをクリアしたのちにようやく一人での調理を許されるとのこと。
ただしその後も修行が続き、ディナーを任されるようになるまでは2〜3年の歳月が要求されるようですね。
そしてこちらはガーリックライスに・・・。
香の物と味噌汁。
その後は別室に移動してデザートとコーヒーをいただくことに。
素晴らしい素材と素晴らしい技術、そしてサービスによって美味しい料理をいただくことができ、誠に感謝です。
ザ オークラ東京「さざんか」での動画はこちら
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