| これまでは「ガソリン、MT」という要素にこだわっていたが、最近では急激に電動化へとシフト |
ただしモデルラインアップとしては従来の方向性を継続するようだ
さて、経営者が変わり、これまでの方向から大きく路線を変更しているアストンマーティン。
まずは「2030年以降もガソリン車を作り続ける」とコメントしていたものの、2030年以降にはラインアップすべてを電動化すると語っており、さらには「マニュアル・トランスミッションを作る最後のメーカーになる(つまりMTを作り続ける)としていながらも(新方針では)2022年にはMTを廃止する模様。
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現在のアストンマーティンはメルセデスAMGの意向を強く反映している
こういった路線変更は、出資比率を増加させ、トビアス・メアース氏を新CEOとして送り込んできたメルセデスAMGの意向によるものと考えて良さそうですが、今回はそのトビアス・メアースCEOが「次世代のヴァンテージとDB11は電動パワートレーンを搭載する」とコメント。
この「電動」がピュアエレクトリックを指すのか、それともPHEVを指すのかはわかりませんが、同誌は「内燃機関を搭載するモデルに終わりが訪れる」 「我々の伝統的なスポーツセグメントの後継車は、間違いなくフルエレクトリックでなければならない」 とコメントしているので、新型ヴァンテージ、新型DB11は「ピュアエレクトリック」になると考えて良さそうです。
なお、アストンマーティンは以前、(ラピードを除く、新世代の)ピュアエレクトリックモデル第一号は2025年に登場すると述べていますが、このモデルがヴァンテージやDB11の後継となるのか、それとも別のクルマがピュアエレクトリックモデルとして登場するのかについては今のところ「謎」のまま。
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ただ、アストンマーティンの「電動化」については段階的に進められるようで、まずはDBXのPHEV版が投入され、その次にはヴァルキリー、ヴァルハラに続くミドシップスポーツ「新型ヴァンキッシュ」が投入されると言われています。
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アストンマーティンが投資家向けに今後の計画を公開。「ヴァルキリーとDBXに派生モデル」「新型SUV」「フロントエンジン車は全入れ替え」「ヴァンキッシュにはピュアEVも」
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もちろんこれらのエレクトリックコンポーネントはメルセデスAMG経由にてアストンマーティンへと採用されてゆくことになりますが、アストンマーティン独自のチューニングが施され、一回の満充電あたり航続可能距離は600キロに達するという情報も。
直近に発表された内容だと、上述の通り2030年以降のラインアップはすべて電動化されるといい、およそ半数強がピュアエレクトリック、残りがPHEVもしくはハイブリッドになるそうですが、全生産台数の5%はガソリンエンジンのみで走るクルマになるといい、ただしこれについては「ロードゴーイングモデルではない」、つまりサーキット走行専用モデルになる、とのこと。
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