| アストンマーティンがリコールの届け出を行うのは非常に珍しい |
そしてテスラが日本でリコールを行うことも珍しい
さて、アストンマーティンジャパンがDBX707にリコールを実施(アストンマーティンのリコールは結構珍しい)。
内容としては「オイルクーラーホースの問題」で、同社が問題を把握したのは「本国(つまりイギリス)からの情報による」というもので、しかし日本においても実際に1件の不具合が報告されているもよう。
対象となるのは令和4年9月28日から令和5年12月19日までに輸入された155台で、対策としては「ホースを対策品と交換する」。
不具合の詳細は以下のとおりです。
エンジンのオイルクーラーホースにおいて、製造工程が不適切なため、ホース内壁に細かなくぼみ等が形成され、厚さが不均等になっているものがある。このホース内壁の薄い部位に、エンジン作動中に発生する油圧(約7.85 bar)がかかると、当該部位周辺から破裂しオイルが漏れ、警告灯が点灯する。最悪の場合、漏れたオイルが高温部にかかり、火災となるおそれがある。
さらにはテスラもリコールを届け出
そしてテスラも日本国内にてリコールの届け出を行っており、内容としては「カメラの検知能力に問題があり、障害物を正しくオーナーに通知できない」。
これはアメリカ本国からの通知によってリコールがなされるもので、日本国内における問題発生は0件、もちろん事故も0件。
もちろん例によってオンラインでのアップデートによって問題が解決されるのでユーザーは修理工場へと自身のクルマを持ち込む必要がありませんが、面白いのはユーザーへの通知方法であり「インフォテイメントスクリーンへの表示、Eメール、あるいは電話での通知」だと記載されています。
多くの(というかテスラ以外の自動車メーカーのほぼ全ての)場合、リコールの通知はダイレクトメール(はがき)でなされますが、このあたりも「テスラらしい一面」だと言えるかもしれません。※今回の対象となる台数は4,388台
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参照:国土交通省