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【超希少】世界に5台。マクラーレン P1 カーボンシリーズ、しかもほとんど未走行の車両が約3.1億円で販売中

2025/05/28

【超希少】世界に5台。マクラーレン P1 カーボンシリーズ、しかもほとんど未走行の車両がが約3.1億円で販売中

Image:F1rst Motors

| 伝説のマクラーレンP1、その“究極の姿”が市場に登場 |

スペックは通常のマクラーレンP1と変わらず、しかし“芸術作品”の域

「ハイブリッド・ハイパーカー御三家」の一角を担ったのがマクラーレン P1。

その中でも最も希少で、最も過激なバージョンが“カーボンシリーズ”ですが、このたび、世界にたった5台しか存在しないそのうちの1台がAED11,499,995(現在の為替レートだと約4億5000万円)で販売中となっています。

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マクラーレンP1 カーボンシリーズとは?知られざる極限定モデル

この「カーボンシリーズ」は、マクラーレンのカスタマイズ部門MSO(McLaren Special Operations)によって、P1オーナー向けに用意された後付けアップグレードプログラムで、以下の概要が知られています。

  • 元々20台の予定であったが、実際には5台のみが製作
  • 既に納車されたP1をマクラーレン本社に送り返して加工
  • ボディ全体を織り目が見えるカーボン(エクスポーズド・ウィーブ)に変更
  • 通常のカーボンパネルより遥かに高度な仕上げが必要で、2000万円以上の追加費用が必要
  • 一部にはカラークリアコート仕上げLio Blueなど)も提供された

なお、「2000万円のオプション」というと非常に高いように思えますが、現在だと同様のオプションは人件費等の高騰によって(ほかメーカー含め)一般的に3000万円以上のプライスタグを掲げることが多く、よってこの「2000万円」は今思うと「まだ安かったんだな」という感じですね。

このマクラーレンP1にはMSOによる特別装備も満載

このカーボンシリーズには、MSOならではの特別装備が追加されており、たとえば「グロスブラックホイール」「(伝説のマクラーレンF1を彷彿とさせる)24金ヒートシールド」「カーボンブラックアルカンターラ+ブルーステッチ」等。

一方、基本スペックは通常のP1と同様ですが、それでもとんでもない性能を誇るのは御存知の通り。

しかし、このクルマの価値は数字では語ることはできず、 “世界で5台”しか存在しないという絶対的な希少性がすべてを物語ります。

  • 最高出力:916馬力
  • 0-100km/h加速:2.8秒
  • 最高速度:325km/h超
  • パワーユニット:3.8L V8ツインターボエンジン+ハイブリッドシステム

走行距離わずか87km=“新車同然”

驚くべきことに、この販売車両は製造後に約87kmしか走っていない、まさに“新車同然”の状態。

2011年の製造後、2016年にMSOにてカーボン仕様に変身したにもかかわらず、それ以降もずっと保管されていたであろうことを伺わせます。※一般にスーパーカーやハイパーカーは実走テストを受けるため、新車でも数十キロ走行していることが常であり、それを考慮するとこの個体は納車後「ほとんど乗られていない」のだと思われる

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Image:F1rst Motors

最新型バッテリーにもアップグレード済み

近年マクラーレンは、P1向けに(以下のスペックを持つ)第2世代高性能バッテリーを発表していますが、今回の車両もこのバッテリーに交換済みだと説明されています。

  • 従来比−約56kgの軽量化
  • 0-300km/h加速が16.5秒→16.1秒に短縮
  • 価格:約2270万円($156,700)
  • 電動航続距離:12km→3km(減少)
  • 6年間の保証付き

なぜ走らない?それでも欲しくなる“現代の芸術品”

「なぜこれほどのクルマを走らせないのか?」という疑問は尽きませんが、このP1カーボンシリーズはもはやアートピース(芸術作品)とも言える存在。

性能、希少性、歴史的価値——あらゆる意味で頂点に位置するマクラーレンの結晶でもあり、「見るだけでもその存在の重みを実感できる」ということもあって、「ガレージにずっと保管していた」前オーナーの気持ちも理解できます。

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参照:F1rst Motors

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