| まさかルノーが空飛ぶクルマを出してくるとは思わなかった |
ただし車体含めて持ち上げられるのは380kgまで
さて、ルノー4(キャトル)は今年で60周年を迎え、そのためにルノーはいくつかのプロジェクトを用意しており、そのうちのひとつが「ホテルっぽいルノー4」。
そして今回公開されたのが「60年後のルノー4」ですが、これは先立ってリリースされたティーザー画像からは想像できないような「思ってたのと違う」感満載のコンセプトとなっています。
なお、ルノーは「5(サンク)」の復活を明言しており、その次は1962年から1991年までに800万台以上を販売した「4(キャトル)」の復活宣言を期待していたワケで、思わぬ肩透かしを食らったということになります。
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今回の「4」コンセプトは「空飛ぶ4」
そこで今回公開された「あらたなる4プロジェクト」ですが、「AIR4」と題された飛行型ルノー4。
これはモーションスペシャリストであるTheArsenale(ザ・アルセナーレ)社とルノーとが共同で開発した機体であり、カーボンファイバーを用いて成形されたボディシェルを持つパワフルなドローン。
AIR4はタイヤに代わって2枚のブレードを持つプロペラを4基搭載し、ボディはフレームの中央に取り付けられ、ドライバー(パイロット)がキャビンにアクセスできるように前方にヒンジを備えており、つまりはドローンといえども「乗車(?)」できるようですね。
ちなみに車内というか機内はこんな感じで「1人乗り」。
AIR4には2万2,000mAhのリチウム電池が搭載されており、最高速度26m/s(時速58マイル)、そしてピーク時の高度は700m。
ルノーによると、4つのプロペラはそれぞれ95kgの垂直方向の推力を発生させることができるとのことなので、(機体含め)380kgまでを持ち上げることができる、ということですね。※後続可能距離については公表されていない
オシャレなモノクロームの写真も公開
そして今回のAIR4発表に際しては、フランスっぽいオシャレなモノクロのオフィシャルフォトも公開。
AIR4について、ルノー・ブランド・グローバル・マーケティング・ディレクターのアルノー・ベローニ氏は「キャトルのの60周年をいわう1年を締めくくるために、何か型破りなものを作りたかったのです。アルセナーレとのコラボレーションは自然な流れでした。空飛ぶコンセプトカーであるAIR4は、ルノー4というアイコンがさらに60年経った後、どのように見えるかを示唆するものです」とコメントしています。
たしかに「型破り」ではあるものの、多くの人は「市販型」最新ルノー4を期待していたと思われるので、やはり多くの人にとって「えっ・・・」という思いを抱かせたであろうことは間違いなさそうですね。
ルノー「AIR」のプロモーション動画はこちら
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