| ルーテシアの”ファイナル”モデル? |
ルノーが「ルーテシアR.S.(欧州では”クリオ”R.S.)」にF1にインスパイアされたスペシャルモデルを投入。
これはルノーのF1参戦40週年を記念するもので、“Clio R.S. 18”と命名。
2018年シーズを走るルノーのF1マシン「R.S. 18」と名称やカラーに共通性を持たせるなど、かなり「本気」の限定モデルだと言えそうです。
見た目はルーテシア史上最強のインパクト
これはシリーズ中最もハードな「トロフィー」をベースにしたもので、アクラポヴィッチ製エキゾーストシステムの標準装備が機能面での特徴(エンジン出力は220馬力で、ベースとなるルーテシアR.S.トロフィーと同じ)。
外観上の特徴としてはF1マシン同様のシリウスイエローが用いられたパーツ、ブラックエンブレム、ルーフ状の「R.S.」ロゴとダイヤモンドパターン。
インテリアではシリアルナンバーの付与されたサイドシル、そしてカーボン調+レッドアクセント入りのエアベント、ほかアルカンタラが使用された専用ステアリングホイールなどなど。
ルーテシアはそろそろ新型に切り替わる時期でもあり、今年のパリ・モーターショーで新型が発表されると見られていますが、その「有終の美」を飾るに相応しいモデルが登場した、と言えそうです。
日本ではルーテシアR.S.に3つのグレードが導入されており、「トロフィー(329万円)」筆頭に「シャシーカップ(309万円)」、「シャシースポール(284万円)」がラインアップ。
なお「R.S.」はレーシングルポーツではなく「ルノー・スポール」の略。
ルノー・スポールはルノーのモータースポーツ活動を司る部門で、もちろんF1にも直接関与。
メガーヌやルーテシア「R.S.」はそのルノー・スポールが設計・製造したモデルで、「通常のメガーヌやルーテシアをチューンした」のではなく、シャシー、足回り、シートに至るまでを専用に設計したクルマであり、その意味では同じモデル名を持っていても「生い立ちそのものが違う」車だと考えるのが妥当ですね。
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ウヒョー楽しい。これは買いだ。ルノー・ルーテシアR.S.トロフィーに試乗する