| セールス上は成功ではなかったかもしれないが、一定のインパクトは残したように思う |
ここしばらく話題のなかったBMW i3そしてBMW i8ですが、今回1200台限定にてスペシャル・エディションを発表。
BMW i8について、BMWは「最終章」と表現。
つまりモデルライフ末期に近づいているということなのかもしれません。
ボディカラーはソフィスト・グレーに(オレンジのように見える)E-カッパーのアクセント、20インチサイズのホイールにグロスブラック仕上げのブレーキキャリパーが通常モデルとの識別点となっています。
両者ともスタイリッシュな仕上げが特徴
そしてこのi8は「i8アルティメイト・ソフィスト・エディション(Ultimate Sophisto Edition)と命名され、クーペ、ロードスター両方のボディ形状が選択可能。
BMW i3のほうは「エディション・ロードスタイル(Edition Roadstyle)」と名付けられ、ボディカラーにはフルードブラック、アクセントはE-カッパー。
ホイールはジェットブラックにペイントされた20インチダブルスポークが採用されています。
一見するとブラックとオレンジのように見え、なかなかにコントラストの強い、これまでのi8とはかなり異なる印象を醸し出していますね。
i3のほうも通常モデルとは全く異なる印象を受け、なかなかに格好良い仕様だと思います。
i3エディション・ロードスタイルのインテリアはブラウンレザーにマット仕上げのオークウッドが使用され、ヘッドレストには「Edition RoadStyle」のエンボス入り。
i8アルティメイト・ソフィスト・エディションのインテリアはオレンジがアクセントに使用された鮮やかな仕様。
i8アルティメイト・ソフィスト・エディションは200台のみの限定、そしてi3エディション・ロードスタイルは1,000のみの限定生産、とのこと。
なお、i3、i8ともにBMWが鳴り物入りでデビューさせた「i」ブランドの立ち上げ時からラインナップされているモデル。
i8(PHEV)のほうは当初納車待ちが発生するほどの人気となっており、最近(でもないか)オープンモデルの”i8ロードスター”が追加されたところです。
残念ながらi8の後継モデルはないとされていますが、「ヴィジョンMネクスト・コンセプト」がそのポジションを引き継ぐ、とも言われていますね。
そしてi3(ピュアEV)のほうは当初からサッパリ売れず、しかしBMWとしては相当なコストを突っ込んでしまったので「やめるわけにもゆかない」モデル。
おかげでiブランド自体が存続の危機にさらされてしまい、今年か来年に発表されると言われるi4は未来的ルックスを見送って「普通になる」というウワサもありますね(つまりBMWはiブランドが失敗した原因のひとつを”未来過ぎたルックス”にあると見ている)。