| むしろ、なぜBMW Z4を買わなかったのか |
世の中には色々なカスタムが存在しますが、その中でもお手軽なのが「エンブレムチューン」「ステッカーチューン」。
エンブレムチューンにおいてよく見られるのは、同一メーカーの上位グレードへとエンブレムを置き換えるもので、昔はBMW3シリーズで「320」を「325」に置き換えたりといった例がよく見られたものです。
ただ、今回目撃されたのは「同一メーカー」の枠を超えた「メーカー間エンブレムの入れ替え」。
見ての通りトヨタGRスープラのエンブレムを「BMW」へと置き換えていて、トヨタの「楕円」エンブレムを全面的に隠すための台座を使用し、(おそらく)ボディカラー同色にペイントしてまでのBMWエンブレム装着。
実は「トヨタのエンブレム隠し」は市販されていた
なお、この「トヨタエンブレムを外したあとのカバー」は市販品として売られているようで、アマゾンで「トヨタ エンブレム カバー」等で検索すると探すことができ、ebayでも出品が見られるので、このオーナーもそういった経路で入手したのかもしれません。
御存知の通り新型スープラはBMWとの共同開発であり、製造されるのもZ4と同じラインにて、オーストリアにあるマグナシュタイヤー所有の工場にて製造されるものの、トヨタエンブレムをBMWのエンブレムに入れ替える、というのは非常に珍しい例だと思われます。
そしてこのオーナーが「なぜ」スープラのトヨタロゴをBMWのロゴへと入れ替えたのかはこの画像を見ると一目瞭然。
どうやらこのオーナーは熱烈なBMWファンのようで、どうしてもスープラも「BMW仕様にしたかった」のでしょうね。
ちょっと疑問なのは「なぜBMW Z4のほうを買わなかったのか」ということですが、BMW Z4のほうが100万円ほど高かったり、ボディ剛性の関係でオープンモデルを敬遠したかったり、という事情があったのかもしれません。
なお、新型スープラはBMWとの共同開発と言えど「BMW色」の濃いクルマで、エンジンやトランスミッションといったドライブトレーン、車両制御系(エレクトロニクス)、外装だとドミラーやドアハンドルなどがBMWと共通。
実際に新型スープラに乗ってみても「ほとんどBMW」といった印象を受けるほどで、ぼく自身も「ここまでBMW的とは思わなかった」というくらいです。
エンブレムには個々の「こだわり」が反映される
そしてこのエンブレムについては、「エンブレムチューン」という言葉があるくらい、何かとカスタムの対象となる場合も。
エンブレムを入れ替える他、外したりペイントしたりという例も見られますが、ぼくに限っては「エンブレムは全部外してしまいたい」タイプ。
実際に外せるものはすべて外すものの、メーカーによっては「外したあとに穴が開いている」「穴は空いていないが、エンブレムの形に段差設けられている」といった仕様となっており、「外すに外せない」ものも。
そういった場合、ぼくはエンブレムをボディカラー同色に塗装するようにしています。
たとえば、こちらはポルシェ781ケイマン。
もともと「クローム」のPORSCHEロゴを周辺パーツ同様のブラックにペイント。
ランボルギーニ・ウラカンの場合は「ボディカラー同色」へ。
ホンダCBR250RRは「HONDA」ほかロゴを剥がしています。
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