| 排気で脚を火傷しそうだな |
さて、BMWが4月に発表したレトロなバイク、R18。
これは1936年に発売された「R5」の現代版とも言えるバイクで、「世界で最も1気筒あたり排気量の大きいエンジン」「BMWの2気筒エンジン史上最高出力」を誇る1,800cc水平対向2気筒を積んでいます。
ダブルループ式チューブラーフレーム、ティアドロップタンク、クラシカルなワイヤースポークホイール、フィッシュテール型のマフラーなど「最新型とは思えない」クラシカルなルックスが印象的な一台です。
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もはやエンジン以外は別のバイクに
そして今回公開されたのが「R18ドラッグスター」。
これはカスタムバイクデザイナーであるローランド・サンズとの共同プロジェクトによって誕生したワンオフモデルで、コンセプトはずばり「直線番長」。
R18がベースと言えどもフレーム構造は大きく変更され、オリジナルのリアフォークそしてR nine Tから拝借したフロントフォークなどR18の面影はなく、さらにホイールやシート、フェンダー等が組み合わせられます。
逆にノーマルのR18を感じさせるのはヘッドライトそしてタンク、エンジンくらいですが、これらとて改造が施されているため「ノーマルのままのパーツは何一つ無い」と考えていいのかも。
なお、フロントブレーキはS1000RRスーパーバイクから移植され、ブレーキレバー、クラッチレバー、さらにはマスターシリンダーもカスタム品。
タンクの上のレザーパッドもワンオフとなります。
パフォーマンスについて公表はないものの、インテークやエキゾーストシステム(ツイン・メガホン・システムと命名)が大きく変更され、さらにはニトロ(NOS)も積まれているとのことなので、その直線番長っぷりは推して知るべし、といったところですね。
BMWによると、このR18ドラッグスターの製作には3ヶ月半を要したとのことで、カスタムを担当したローランド・サンズ氏によると「オレの家族は常に早く走ることだけを考えてきた。親父もドラッグレーサーだったしな。だからオレはR18をバラして直線番長にしてやろうと思ったわけさ」。
なお、面白いのはBMWのバイク部門、「BMWモトラッド」はカスタム(しかもハード)を推奨しており、これまでにもいくつかこういった個体を公開していること。
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自社からも「純正」として相当数のカスタムパーツをリリースしていますが、外部のビルダーと組んでカスタムを行ったり、コンテストを開催することも少なくはないようです。
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ちなみにこちらはR18に積まれる「世界最大の気筒あたり排気量を持つエンジン」。
スター・ウォーズに出てくる宇宙船のようだと話題になったアレですね。
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