| クルマとは異なり、BMWは「サードパーティーによるバイクのカスタム」を推奨している |
とくにR NineT、R18のカスタムはアツいようだ
さて、BMW製バイクのカスタムを得意とするモスクワのジラーズ・ガレージ(Zillers garage)。
以前にもレトロとも未来的ともつかぬカスタムが施されたBMW R nineTを公開していますが、今回はBMW R18のカスタムを披露しています。
なお、BMWはR NineT以降「サードパーティーによるカスタム」に力を入れており、これはアフターマーケットでのパーツが増えれば増えるほど、そのバイクを取り巻く環境が盛り上がると認識しているからなのかもしれません。
BMW R18は「カスタム前提」
そしてBMWは、R18を発売した際にまず自社でカスタムパーツを多数用意して「カスタムに対する寛容性とポテンシャル」を示していますが(これでサードパーティーが参入しやすくなる)、今回はジラーズ・ガレージにR18を預けてカスタムを依頼することに。
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このジラーズ・ガレージは以前にもサイバーパンクな「(R NineTのカスタムである)プロジェクト801」をリリースしており、その技術と発想には定評のあるショップです。
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これまた凄いの出た!BMW R nineTのサイバーパンク風カスタムバイク
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そしてもともとのBMW R18はこんなバイクで、1936年に発売された「R5(下の画像の左側)」の現代版といった位置づけ。
レトロなクルーザータイプであり、おそらくはハーレー・ダビッドソンのユーザーを多少なりとも取り込もうと考えたのだろうということもわかりますが、レトロなグロスブラックのペイント、味のあるホワイトのピンストライプ、巨大な空冷1,802ccボクサーなど、BMWの豊かな歴史を引き継いだ「ノスタルジックな」雰囲気が特徴です。
そして改造後にはこうなった
そしてジラーズ・ガレージがカスタムした後のR18がこちら。
やはりレトロとも未来的ともつかぬ雰囲気を持ち、フロントフォークからタンク、フレーム、リアフォークに至るまで統一感のあるカバーで覆われています。
カラーはマットグレー、そしてエッジにはピンストライプが入ります。
こちらは色違いバージョン。
ちなみにホイールは「スポーク」ですが、これにカバー(インサート)を装着してディスクっぽく見せかけている、とのこと。
ヘッドライトは小型のプロジェクターへ。
ハウジングの形状も独自性があり、車体とマッチした雰囲気を出していると思います。
シートも車体カバーにインテグレートされ、さらにストップランプはシートにビルトイン。
メーターはタンク上部へと移設されています。
そのほか、細かいところだとヨーク型のハンドルバーやバーエンドミラー、ラップアラウンド型ライセンスプレートハンガー、ツインエキゾーストサイレンサー等が装着済み。
現在は「完成したところ」だそうですが、おそらくはほかのプロジェクト同様に「実際に販売」されることになりそうですね。
カスタムされたジラーズ・ガレージR18の様子はインスタグラムでも
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参照:Yanko Design, Living With Gravity, Zillers Garage, RideApart