ポルシェ718だけではなく911、そしてロータスをも視野に入れそうな勢い
アルピーヌA110にハイパワーバージョンが登場、との噂。
これはカーメディア、DownShiftが報じたものでその出力は300馬力に達する、とのこと。
なお、アルピーヌA110はエンジンこそ252馬力と「さほど」高くはないものの、1100kgという軽量性を生かし、300馬力のポルシェ718ケイマンよりも0.5秒早い「4.6秒」という0-100キロ加速を誇ります。
パワーウエイトレシオは現在でも優秀な数値を誇る
アルピーヌA110のパワーウエイトレシオは現時点で「4.28」。
直接のライバルと言われるポルシェ718ケイマンは300馬力を発生し、しかし車体重量はアルピーヌA110より280キロも重い1390キロとなっていて、パワーウエイトレシオは「4.8」。
仮に重量そのままで300馬力を発生するとなると数値は一気に3.7まで改善し、そのパフォーマンスがさらに向上するのは間違いのないところ。
ちなみにアルピーヌA110のエンジンはルノー・メガーヌR.S.と同じ1.8リッター4気筒ターボですが、ルノーが最近発表した「メガーヌRSトロフィー」は実際に(同じエンジンのままで)300馬力を発生するため、アルピーヌA110が現在のエンジンのまま300馬力を発生するのはまったく無理がない、とも考えられます。
仮にアルピーヌA110のパワーアップ版が300馬力を発生すると、0-100キロ加速は4秒以下に達するとされ、となるとこれは718ケイマンGTSの4.6秒を大きく超え、911カレラTの4.2秒よりも速い、ということに。
アルピーヌはさらなる展開も考えている
なお、アルピーヌはこのA110についてすでにレーシングバージョン「GT4」を公開し、ワンメイクレースも開催予定。
さらにはA110のオープンモデル、すなわちポルシェ718ボクスターの対抗馬を発売するとも言われ、さらには「SUV」発売までもターゲットに入れている、と見られています。
現在アルピーヌはルノーの抱える一ブランドではありますが、せっかくリブートしたからには大きな成功を収めようという意思が感じられ、ポルシェのみならずロータスとも真っ向からぶつかることになりそうですね。