
| ガンサーワークスはシンガー・ヴィークル・デザインに次ぐ「911レストモッド」新興勢力 |
ただし扱うのは993世代のポルシェ911のみ
さて、先日「993世代のポルシェ911を、スピードスターとしてレストモッドする」と発表したガンサーワークス(993スピードスター・リイマジンドと命名されている)。
今回は自社のFacebook上にて、その顧客向けとしての生産第一号となる「パープルバージョン」のレンダリングを公開しています。
このポルシェ911スピードスターはインスタグラム上にて@porschelifenycと@lloyd.rosenmanとして活動する兄弟によってオーダーされたもので、そのボディカラーはヴィオラメタリックパープル。

顧客スペックのガンサーワークス 911スピードスターはこんなクルマ
そしてさらに画像を見てゆくと、当然ながら前後フェンダーはワイド化され、リアにはダックテール形状を持つリアスポイラーが装着。
ボディサイドにはトーンが一段階明るいパープルでストライプが入り、「PORSCHE」文字は薄いグレー。

ホイールは3ピースのチタンカラー(フックスホイールを現代風に解釈したもの)、そしてブレーキキャリパーはパープルへとペイントされています。
ドアミラーやドアハンドルにもチタンカラーが採用され、エキゾチックさや重厚感、質感が強調されているようですね。

フロントリップやロールバー、リアスポイラーの一部には(織柄が見える)ヴィジブルカーボンを採用していますが、このほかのボディパネルもすべてカーボンファイバーにて構成されています。

機能面だと、435馬力/454Nmを発生する4リッター・フラットシックスを搭載し、トランスミッションはゲトラグ製6速、そしてカーボン製クラッチと40%までロック可能なLSDを装備している、とのこと。
そのほかリザーバータンクつきショックアブソーバーに加え、油圧式フロントリフターを備えており、あらゆる面でのアップグレードが施されているもよう。

インテリアだとシートに千鳥格子の生地を使用し、ボディカラー同色のパイピングを採用したほか、ブラックやグレーのアルカンターラが採用され、もちろん得意のカーボンファイバーも用いられています。

参考までに、本来993世代の911には「スピードスター」が存在せず(964、997、991には存在する)、しかし2台だけ公式に製作された993スピードスターがあるといい、そのうちの1台はフェルディナント・ポルシェ博士の孫であるフェルディナント・(ブッツィー)アレクサンダー・ポルシェの60歳の誕生日に贈られたもの、そしてもう一台はポルシェコレクターにして俳優のジェリー・サインフェルドの依頼によって特別に製造されたものだとされています。
ガンサー・ワークスはこんな仕様も選択できる
このガンサーワークスは、シンガー・ヴィークル・デザインが開いた「911レストモッドへの扉」に続いて入ってきたフォロワーということになりますが、先人であるシンガーとの差別化を考慮したのか、やや「未来」志向のデザインや装備を持っており(クリーンでシャープなイメージがある)、シンガーとの棲み分けがうまくできていると思います。
そしてシンガーが主に964世代の911をベースに採用するのに対し、ガンサーワークスは993世代の911のみを扱っており、ここもシンガーとの差別化を意識したところなのかもしれません。
これまでにも様々な993世代の911レストモッドをリリースしていますが、リアウイングだとこういった形状が採用されています。
インテリアだとこんな感じ。
フル「ヴィジブル」カーボンボディにも対応します。
こだわりのディティールはこんな感じ。
非常に高い技術を持つ、ということがわかりますね。
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