
| おそらくはスピンしたのだと思われるが、事故現場にタイヤのブラックマークは無いようだ |
他車を巻き込んだり、大きなけが人、死人がないように見えるのが不幸中の幸い
さて、ここ数ヶ月でその価格が大きく上昇しているポルシェ・カレラGTですが、今回は中国でクラッシュした”フェイエンス・イエロー”の個体がSNSを賑わせています。
ちなみにカレラGTの多くはシルバーにペイントされており、このフェイエンス・イエローのカレラGTは(1270台が生産されたうち)なんとわずか3台しかない、とのこと。
ブレーキキャリパーもイエローにペイントされ、ホイールはブラックという、なんとも美しいカラーを持つ一台ではありますが、破損状況を見ると「廃車の可能性」もあるかもしれませんね(破損は車体全域に渡り、カーボン製シャシーを採用していることを考慮するに、修復はかなり難しそう)。
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カレラGTは「扱うのが難しい」クルマとしても知られる
ポルシェ・カレラGTは2003年に発売されたスーパーカーで、カーボン製モノコックフレームを採用し、車体ミッドに5.7リッターV10エンジンを搭載します。
この5.7リッターV10エンジンは、カレラGTに搭載することを目的に設計された専用エンジンで、「もっとも美しいサウンドを奏でる」ユニットとしても非常に有名。
なお、カレラGTそのものはレーシングカーとして(当初)設計され、しかし出場する機会を失ったためにロードカーへと転用されたという経緯を持っていて、そのためあらゆる面において市販車離れしており、とくに(6速マニュアル・トランスミッションの)クラッチが異常に重いことで知られます。
そしてこのクラッチの重さたるや尋常ではなく、同時期に発売されたエンツォ・フェラーリがセミATによるイージードライブを実現していたのと対象的に、「あまりに日常性を欠く」と評価されることに。
加えて(レーシングカーとして設計されたクルマを市販車として転用したため)非常に運転が難しいとも言われ、これは本来持つステアリング特性を(スピンして事故を起こさないよう)アンダーステアへと変更したためだとも言われています。

はたしてカレラGTの事故率は低くはなく、ポール・ウォーカー死去の原因となったことでも知られますが、今回は中国にてクラッシュに見舞われしまった、ということに。
画像や動画を見る限りでは、大きなけが人や死人は出ていないようで、そこは「幸い」ではあるものの、やはり貴重なスーパーカーが大破しているのを見ると心が痛みます。

なお、中国では非常に沢山のスーパーカーやハイパーカーが売れているといい、しかし中国自身は「つい最近お金持ちになった」国なので、多くの人は「最近運転免許を取得したばかり」。
これは富裕層でも例外ではないといい、つまりは(自動車ジャーナリストであっても)運転歴が浅い人が多く、よってこれがスーパーカーやハイパーカーの事故率が高い一因だとも言われています。

中国にてクラッシュしたポルシェ・カレラGTの画像/動画はこちら(インスタグラム)
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参照:Supercarfails