| あの頃、一部の日本車はなにかとチューナーとのコラボレーションを行っていた |
この「ベージュのホイール」はかなり珍しい
さて、オペルのチューンで有名なイルムシャー。
今回は珍しくフィアット500をカスタムし「フィアット500C セイル バイ イルムシャー」を200台限定にてリリースしています。
ちなみにイルムシャーは、まだいすゞが(ジェミニやピアッツァなど)市販車を作っていた頃にこれらをチューンしており、その人気がけっこう出たため、いすゞは(調子に乗って)「ムシャー」シリーズを展開したことがあり、ここでちょっと脱線してみたいと思います。
この「ムシャー」シリーズはすべて中古車なのですが、これはいすゞの中古車販売部門がその活性化を狙って内外装をちょっと弄って販売したものであり、まずは「カゲムシャー(アスカの中古車)」が登場することに。
その後は勢いが止まらずピアッツァベースの「ムシャブルイ」、さらにアスカをベースにした「カゲムシャーII」、ジェミニベースの「ワカムシャー」、ビッグホーンベースの「アラムシャー」、さらにはこれらの派生モデルまで登場して当時はちょっとしたお祭り騒ぎだったわけですね(よくイルムシャーが怒らなかったな・・・)。
そのほかにも80−90年代というのは何でもアリだったように記憶していて、色々と面白い時代だったなあ、と思ったりします(自動車メーカーにとっては黒歴史なのかもしれないが)。
フィアット500C セイル バイ イルムシャーはこんなクルマ
そして本題の「フィアット500C セイル バイ イルムシャー」ですが、これはイルムシャーの工場にて生産される特別仕様車であり、17インチサイズの「ターボスター」ホイールなど多数の特別装備が盛り込まれます。
ベースとなるのは欧州仕様のフラッグシップ「ドルチェヴィータ」で、そのため各種豪華装備が揃っており、パワーユニットは2020年に導入され、現在ヨーロッパで唯一選択可能なマイルドハイブリッド1.0リッター・ファイヤーフライ3気筒エンジン(最高出力70馬力 / 92Nm)。
内外装のアクセントは「ベージュ」
ボディカラーは深いブルー、そしてアクセントは(ゴールドに見えますが)なんとベージュで、これはホイール、ボディサイドのストライプ、グリル、キャンバストップに使用されるというオシャレ仕様。※限定台数の200台はすべてこのカラーリング
今回インテリアの画像は公開されていないものの、チラリと見える範囲ではエクステリア同様の仕上げを持っており、センターアームレストの追加、新デザインのフロアマット、「Sail Edition」の文字がエンボス可能されたヘッドレスト(シートそのものはレザー)、そして限定モデルであることを表すシリアルプレートが装着される、とのこと。
ぼくはフィアット500、もしくはアバルト595を欲しいと常日頃から考えているのですが、未だに購入することができずにいます。
合わせて読みたい、フィアット / アバルト関連投稿
-
【動画】新型フィアット500が「ブルガリ」「アルマーニ」等のコラボによるワンオフモデル公開。競売の収益金はディカプリオ主宰の環境団体へ
| いずれのモデルも強烈過ぎる個性を放っている | さて、先日フルモデルチェンジを行い、EV(電気自動車)として生まれ変わったフィアット500。そして今回フィアットはチャリティを目的とした3台の「ワン ...
続きを見る
-
アバルトのEV版は2023年に登場!アバルトCEO「それは素晴らしいクルマとなり、サウンドもいい」。フィアット500のEV版とは根本的に異なる電動ユニットを持つようだ
| 予定だとアバルトは2024年には「エレクトリックのみ」のブランドに | 今のバッテリー技術では、エレクトリック化とコンパクトカー、とくにホットハッチとは相性が悪い さて、他の自動車メーカーの例に漏 ...
続きを見る
-
EV化されたフィアット500に「観音開き」後部ドア装備モデル登場!ワーキングママ向けの「フィアット500 3+1」
| これまでの悩みを解決した秀逸なニューモデル | フィアットが「(エレクトリックモデルにスイッチした)500」にあたらしいボディスタイル、「3+1」を追加。これはクーペ、カブリオレに加わる「観音開き ...
続きを見る