| やはりEVとガソリン車ではまったく出力特性が異なるようだ |
ちなみに2022年7月だとマスタング・マッハEがマスタングの販売台数を上回っている
さて、英国のユーチューバー、Carwowが「フォード・マスタングとフォード・マスタング・マッハE」のドラッグレースを敢行しその様子を動画にて公開することに。
かたやV8エンジン搭載のアメリカンマッスル、かたやピュアエレクトリックカーでSUVという相違はあるものの、Carwowはそれぞれ最上位グレード(シェルビーを除く)を選んでおり、そのため出力はマスタングGTが490馬力(ノーマルは450馬力だが、この個体はチューンされている)、マスタング・マッハE GTでは487馬力と「ほぼ一緒」。
ここでそのドラッグレースの内容を見てみましょう。
マスタングとマスタング・マッハEとはこんな差がある
まずはフォード・マスタングと、フォード・マスタング・マッハEとの差異についてもう少し深く見てみたいと思いますが、このマスタングは490馬力 / 530Nmを発生し、トランスミッションは10速AT、駆動輪は後輪のみ、車体重量は1,740kg(けっこう重い)。
そしてマッハEは487馬力 / 867Nm、EVなのでトランスミッションはなく駆動方式は4WD、車体重量は2,198kg。
同じような馬力を発生していてもトルクは全く異なり、そして駆動方式も異なります。
実際に走ってみたらこうなった
そこで両者が実際にドラッグレースを走ってみた結果ですが、スタートは完全に(予想通りに)マスタング・マッハEが大きくリードし、しばらくはマスタングとの差が広がるばかり。
しかし徐々にマスタングが追いつき・・・。
ゴール手前でマスタング・マッハEを抜いて12.8秒でゴール。
対するマスタング・マッハEは13.2秒でゴール。
マスタング・マッハEについては(EVであることは抜きにしても)SUVボディということもあって、生粋のマスタングファンからはなにかと非難の言葉を浴びせかけられる事が多いようですが、こうやって見るとかなり速いクルマであることは間違いなく、「ちゃんとマスタング」であることは疑いようのない事実であるようです。
マスタングとマスタング・マッハEとがドラッグレースにて対決する動画はこちら
セールス上だとマスタング・マッハEがマスタングを上回る
なお、ドラッグレースではなく「実際のセールス」を見てみると、2022年7月ではなんとマスタング・マッハEが4,970台を販売してマスタングの3,367台を超えており、つまりエレクトリック版そしてSUVボディのマスタング・マッハEがガソリン版のマスタングを制したということに。
ちなみに前年同期比だとマスタング・マッハEは2,854台、マスタングは4,124台だったのでその数値は大きく変動し、自動は電動化に向かっている、ということなのかもしれませんね。
参照:carwow