>フェラーリ

フェラーリがあまりにオシャレな「ブラウン」のモンツァSP1を公開!なぜモンツァのオーナーにはカスタム上級者が多いのか

2021/09/25

フェラーリ・モンツァSP1

| このモンツァSP1は今まで公開されたモンツァの中ではボク的ナンバーワン |

まさかブラウンをこう使う人がいるとは思わなかった

フェラーリは自社にてパーソナリゼーション部門「テーラーメイド」を持ちますが、ここではカラーはもちろん、素材やそのほか各種各様な仕上げについてもオーナーの要望を聞いてくれ、「自分だけの一台」を作ってくれます。

これまでにもフェラーリは812スーパーファスト、ポルトフィーノM、488ピスタ、F8スパイダーなど様々なモデルのカスタムを公開していますが、今回リリースされたのは「モンツァSP1」。

モンツァSP1/SP2はフェラーリのヘリテージと最新技術を融合させた超限定ライン「ICONA」第一弾として発表されたスーパーカーで、わずか499台のみが発売されています。

内外装レッド!フェラーリが330 P4風なカスタムが施された「モンツァSP2」を公開
内外装レッド!フェラーリが330 P4風なカスタムが施された「モンツァSP2」を公開

| フェラーリはその「豊富なレーシングヘリテージ」によって、カスタムのインスピレーションには事欠かない | これほどまでに全身でフェラーリを主張するクルマも珍しい さて、フェラーリは自身のFacebo ...

続きを見る

ボディカラーは「プルーン」

そして今回のモンツァSP1にて特筆すべきはそのボディカラーであり、これは「Prugna(プルーニャ=プルーン)」。

見た印象では「ブラウン」となりますが、フェラーリにブラウンというのは非常に珍しく、さらにこれに「ブラックとイエロー」を組み合わせるという達人のワザを披露しています。

一部欧州車では(高級感を示すために)ブラウンを使用することがあるものの、その多くはメタリック感のあるブラウンが一般的で、組み合わせられるカラーもゴールドが多く、しかしこのフェラーリ・モンツァSP1に使用されるのは「ソリッド」に近い(あまりギラギラしていない、メタリック粒子が細かい)ブラウンっぽくも見えますね。

ブラウンは日常的に(様々なモノで)慣れ親しんだカラーである割に非常に難しく、ともすると「地味」になってしまいがちですが、この個体ではむしろブラウンを鮮やかに見せる手法を用いているようにも思えます。

242585530_10159267232541970_2285356465476715017_n

なお、ホイールはグロスブラック(これもフェラーリには珍しい)、そしてブレーキキャリパーはイエロー。

フェラーリのエンブレムもイエローがベースなので、全体的な統一感も抜群です。

242612723_10159267232511970_1962767781481381887_n

つい先日、米国ではモンツァSP1/SP2が33台も集まるイベントが開催されていますが、いずれのモンツァも素晴らしい、しかし大胆なカラーリングを持っていることが印象的。※モンツァについて、同じ仕様を持つクルマは複数存在しないと言われる

フェラーリの超限定モデル、モンツァSP1/SP2が33台も一箇所に集まる!時価総額を合計すると90億円くらいになるそうだ
【動画】フェラーリの超限定モデル、モンツァSP1/SP2が33台も一箇所に集まる!時価総額を合計すると90億円くらいになるそうだ

| さらにはモンツァSP1/SP2でサーキット走行も | ボクがオーナーだったらもったいなくてなかなか乗れない さて、フェラーリがそのラインアップを一新し、ごく限られた顧客のための超限定シリーズ「IC ...

続きを見る

モンツァを購入できるのは、フェラーリのVIP顧客の中でも「一握りの選ばれた人」であり、しかしそれだけにカスタム慣れした人が多く、よってこういったチャレンジを行っても「美しくまとめる」方法を知っているのかもしれませんね。

まるで戦闘機のようだ!フェラーリのエンブレムの由来となった「バラッカ伯爵機」っぽいカラーリングのモンツァSP1が公開
まるで戦闘機のようだ!フェラーリのエンブレムの由来となった「バラッカ伯爵機」っぽいカラーリングのモンツァSP1が公開

| あるいは「未来から来た乗り物」のようにも見える | 実際には、このカラーリングが何を意味するのか公開されていない さて、フェラーリが「限られたごく少しの顧客のために」展開するICONAシリーズ(ア ...

続きを見る

とくに今回のような「ブラウン」をベースにしたカスタムカラーだと、普通の人はまずここまで美しく、そして印象的にまとめることはできないものと思われます(ぼくは過去に何度かボディカラーにブラウンを選択しようかと考えたことがあるが、カラーの組合わせにおける”失敗”を恐れて今まで実現に至っていない)。

このモンツァSP1のインテリアもまた特別だった

そしてこちらは今回公開されたモンツァSP1のインテリア。

「アフリカレザー」と紹介されていて、ブラックレザーをベースにイエローのインサート、そしてステッチが採用されています。

シートのセンターにインサートを入れるのは比較的(フェラーリで)よく見る手法ではあり(シートのセンターラインはステアリングホイールのセンターマークと合わせられている)、しかしこのシートのように「サイド」にアクセントを入れるのはけっこう珍しいかも。

様々なところが「フェラーリらしくない」、しかしフェラーリのイメージとは不思議と「しっくり」来ている一台でもありますね。

242592636_10159267232561970_1094342707664536408_n

合わせて読みたい、フェラーリの(テーラーメイド)カスタム関連投稿

フェラーリF8トリブート
フェラーリがF8トリブートの自社カスタムを公開!シルバーにシルバーのストライプ、そしてシールドエンブレムは「ペイント」仕上げ

| 陰影が出やすいシルバーだとその複雑なデザインがよくわかる | 近年のフェラーリで「シルバー」を選ぶ例はかなり珍しい フェラーリは自社によるパーソナリゼーション部門「テーラーメイド」を持ちますが、今 ...

続きを見る

「時代を超越したエレガンス」!フェラーリが自社にてカスタムした812GTSを公開。インテリアは「非カーボン」、そしてヴィンテージレザーを使用
「時代を超越したエレガンス」!フェラーリが自社にてカスタムした812GTSを公開。インテリアは「非カーボン」、そしてヴィンテージレザーを使用

| ここしばらく、フェラーリのフロントエンジンモデルには「エレガントな仕様」が増えているようだ | ガソリン世代「最後」のクルマを長期保存しようと、時代に左右されないカラーを選んでいるのかも さて、フ ...

続きを見る

ボディカラーは「シャークブルー」!フェラーリが自社にてカスタムした812スーパファストを公開
ボディカラーは「シャークグレー」!フェラーリが自社にてカスタムした812スーパファストを公開。なおストライプはグラデーション

| このフェラーリ812のルーフはブラック、ボディ下回りにはカーボンパーツ | フェラーリで「ロッソ」を選ばずにここまでのカスタムを施すのには、そうとうな勇気が必要となりそうだ さて、フェラーリはつい ...

続きを見る

参照:Ferrari(Facebook)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Cirqua_Recommend / 1845256

->フェラーリ
-, , , , ,