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またまた新しい「フェラーリ250GTのレストモッド」プロジェクト登場!コンセプトは「マイルス・デイビスがアルバムをヒットさせた後に購入し、カスタムしたクルマ」

またまた新しい「フェラーリ250GTのレストモッド」プロジェクト登場!コンセプトは「マイルス・デイビスがアルバムをヒットさせた後に購入し、カスタムしたクルマ」

| 多くのチューナーやショップがフェラーリ250GT ベルリネッタSWBの再解釈を発表 |

実車はあまりに高額すぎて到底手に入れることはできず、手に入れても怖くて乗れない

さて、フェラーリのクラシックカーは非常に高価なことで知られていますが、今回ロンドンの「フォージ・デザイン(Forge Design)」なるデザインスタジオが250GTベルリネッタSWBの再解釈モデルを発表。

なお、この250GTベルリネッタSWBの再解釈モデルはRML、GTOエンジニアリングからも発表されているので、このフォージデザインで「3例目」ということになりますが、RMLエンジニアリングでは550マラネロの車体を利用し、GTOエンジニアリングそしてこのフォージデザインではオリジナルのシャシーを使用することとなるもよう。

フェラーリ伝統の命名「ベルリネッタ」とは何なのか?初代ベルリネッタは1956年の250GTベルリネッタ、その後のベルリネッタを見てみよう
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その名はコンペティツィオーネ・ヴェンティデュー

このフェラーリ250GTベルリネッタSWBにつき、その名称は「コンペティツォーネ・ヴェンティデュー(Competizione Ventidue)」だと紹介され(もちろんフェラーリの名を使用することはできない)、250GTベルリネッタSWBはもちろん、マイルス・デイヴィスのアルバム「カインド・オブ・ブルー」、そして1959年に建設された、ニューヨークの(建築家フランク・ロイド・ライトが設計した)ソロモン・R・グッゲンハイム美術館からインスピレーションを得たと紹介されています。※マイルス・デイヴィスがアルバムをリリースした直後に買ったかもしれないクルマというコンセプトらしい

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ボディワークは、1961年のル・マンでクラス優勝を果たした250GT SWBの「SEFACホットロッド」レーシングバージョンをベースにしており、当時のモデルは1.1mmの薄いアルミパネルを使用していたものの、フォージデザイン・コンペティツィオーネ・ヴェンティデューではカーボンファイバーをメインに使用した複合素材を使用している、とのこと。

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外観上の特徴的としては、ワイドなホイールアーチ、スカリエッティによって形作られたオリジナルモデル風ベントフェンダー、そして最新の技術を駆使したLEDライティングユニットなど。

さらにはポリカーボネート製のリアウインドウ、レザーストラップ、シングルバックミラーなどによって軽量化が図られています。

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搭載されるエンジンはV12「水素噴射」

シャシーはアルミニウムとカーボンファイバー製で、完全独立懸架のサスペンションとAPレーシング製ブレーキが装備され、カンパニョーロ・スタイルのセンターロック式マグネシウムホイールといった装備も。

ボンネットの下には、CO2排出削減を目的に、「間接水素噴射」を採用した改良型V12エンジンが搭載され、このエンジンの目標重量は165kg以下だとアナウンスされています(エンジンをどこから調達するのかはわからない)。

Ferrari-250-GT (4)

なお、GTOエンジニアリングやRMLによる250GT SWBレプリカが生産に近づいているのとは異なり、フォージ・デザインのものは初期のコンセプトの域を出ておらず、しかしフォージデザインはコラボレーション先を探すことでこのプロジェクトを実現させるといい(あくまでもフォージデザインはデザインスタジオであり、エンジニアリング的な経験はないようだ)、マイルス・デイビスが購入したであろうクルマに仕立て上げることはもちろん、さらにはアップグレードし、レースにも参加したであろうと思えるクルマに仕上げたい、と考えているようですね。※たしかにモチーフはフェラーリではあるものの、実際にはアメリカのショップがカスタムしたホットロッドのようにも見える

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