| ただしこれもネタのひとつであり、Youtube経由の収益から問題なく修理ができるであろう |
よほどの資金力がない限り、事故車(とくにフェラーリ)を購入し修理するのはリスキーである
さて、無一文から億万長者へとのしあがったユーチューバー、ザ・ストラッドマン。
街を走るスーパーカーの動画をYoutubeに上げることで財を成した人物ですが、活動初期は住む家がなく古いアウディに寝泊まりし、Youtubeへと動画をアップするのもマクドナルドにてフリーWiFiを使用して行っていたと語っています。
そんな彼もいまや多数のスーパーカーやハイパーカーに囲まれて暮らす生活を手に入れることとなり、そして新しくアップした動画が「安く修理して乗ろうと思って事故車のフェラーリを購入したら失敗した」。
オンラインで事故車を買うのはリスクが高い
なお、この事故車であるフェラーリ812スーパーファストは米人気俳優、マイケル・B・ジョーダンがかつて所有していたもので、ちょっと間には「ハリウッドでクラッシュした」ことが大きく報じられています(覚えている人も多いと思う)。
そしてザ・ストラッドマンはオンラインにてこのフェラーリ812スーパーファストが安く売られているのを発見し、安く修理しようと思い切って購入に踏み切ったわけですね。
そしてそのフェラーリ812スーパーファストを引き取り・・・。
自宅で分解し、まずは要修理箇所を特定開始。
しかしながら分解し始めてすぐに事故車を買ったことを後悔
ザ・ストラッドマンはもともと「可能な限り自分で修理する」つもりでこのフェラーリ812スーパーファストを購入しており、手際よくテキパキと分解してゆくことに。
なお、同氏は無名時代に乗っていたアウディが壊れるたび、修理に出すお金がなかったために自分で修理していたといい(ときにはオルタネーターの交換なども)、その手際はなかなかのものです。
ただし分解してゆくにつれ、購入前の画面では確認できなかった破損が露見し・・・。
なんとフレームの破断も。
たしかに購入前の画像では「そこまで破損度合いは大きくない」ように見えたものの、実際に検分を開始するとボディにはいくつかの(想定していた以上の)損傷があり、バンパー交換の必要、さらにはフロントガラスの交換など多額のコストがかかることが判明しています。
なお、ザ・ストラッドマンによればフロントバンパーは9,809.17ドル(151万円)、助手席側のフェンダーでは5,761.26ドル(89万円)が必要になるそうで、つまり整備士にお金を払って作業を依頼しなかったとしても、車両の修理には多額の費用がかかることに。
結果的にザ・ストラッドマンは「自分の手に負える範囲の損傷を抱えており、これはプロの手に委ね、助言を得るしかない」という結論に至っていて、これは至極ロジカルな判断だと考えて良さそうですね。
さらには「残念ながら、このクルマの修理にかける予算は完全になくなってしまった。 つまり、完全に失敗したのです」とも語っていますが、同氏のチャンネル登録者は438万人もおり、そしてこの動画、さらには今後アップする動画から得られる収益で十分に修理ができるのかもしれません。
もちろんザ・ストラッドマンもそこまで考えていたはずで、「廃車となったフェラーリを購入」「失敗」「後悔」というパワーワード、そしてマイケル・B・ジョーダンのネームバリューをもって「何があったとしても元が取れる」と考えて今回のチャレンジに踏み切った可能性がありそうですね。
有名ユーチューバーがフェラーリの事故車を購入し、自身で修理を試みる動画はこちら
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参照:TheStradman