Image:Ferrari
| このフェラーリ・ローマ・スパイダーには今までにない新技術が注入されている |
おそらくは天文学的なカスタム費用がかかっていると考えて間違いはない
さて、フェラーリは現在自社の博物館(ムゼオ・エンツォ・フェラーリ)にてワンオフ車両を展示するイベント「ワン・オブ・ア・カインド」展を開催していますが、そこで展示されているローマ・スパイダーの情報が公開に。
これは「もっともカスタムされた」ローマ・スパイダーだと言ってもよく、素晴らしいナッパレザー、ウッドアクセント、レーザーエッチング等が用いられた一台です。
なお、このローマ・スパイダーは(フェラーリと提携関係にある)モンブランのペン(マイスターシュテック)にインスパイアされたもので、これまでにない製造技術が導入されています。
ワンオフ仕様のフェラーリ・ローマ・スパイダーはこんなスペックを持っている
そこでこのローマ・スパイダーの詳細を見てみると、まずボディカラーは「オロ・ミダ」と呼ばれる美しいマットゴールド。
レーザーエッチングが多用されていることが大きな特徴で、フロントフード先端にはマラネロの座標とコンパスが刻まれ・・・。
フェンダー上のスクーデリア・フェラーリ・エンブレムもレーザー刻印にて(この技術が採用される第一号だと思われる)。
トノカバーはじめ随所にウッドを使用しているところも注目に値し、おそらくこの仕様も(現時点では)このローマ・スパイダーのみ。
そして内装のステッチにはリサイクルタイヤから作られた糸が使用され、シートやダッシュボードにはクロムフリーのナッパレザーが用いられるなどサステイナブルな仕様に。※ボディの一部にはリサイクルアルミニウムが採用されている
インテリアのパイピングほかにはゴールドのアクセント、センターコンソールのギアセレクターもボディカラー同色です(ここをペイントする例は非常に珍しい)。
この「Roma Spider」の文字もレーザーエッチングにて再現。
そしてこの車両にはボディカラー同色にペイントされたモンブラン・マイスターシュテックが付属する、とのこと。
とにかく特別極まりないローマ・スパイダーではありますが、もちろんカスタム費用や納車先は明かされておらず、しかしどういった人が注文したのか気になる一台ですね。
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参照:Ferrari