
| 1980年代は文字通り「何でもあり」の面白い時代であった |
控えめに言ってもこのスバッロ・スーパーエイトは非常に魅力的である
さて、1980年はモータースポーツ、チューニング業界においても「なんでもあり」といった状態でしたが、こと市販車においては奇抜なボディキットやツインターボ化、エンジンスワップに加え「フロントエンジンのミドシップ化」など様々な改造が溢れかえった時代でもあります。
そして今回ネットを賑わせているのが「スバッロ・スーパーエイト」なるワンオフモデル。※リンスピードを連想させるウルトラっぷりである
スバッロ・スーパーエイトはこんなクルマ
そこでこのスバッロ・スーパーエイトを見てみると、「数年ぶり」に市場へと登場した希少車で、製造したのはスイスのチューナー、「スバッロ(Subarro)」。
ボディはすべてグラスファイバーでゼロから作られ、シャシーとドライブトレインはフェラーリ308GTBからの流用という「聞くだけでも」魅力あふれる一台です。
3.0リッター自然吸気V型8気筒エンジンは横置きにてマウントされ、その上にはカバー、さらに上部にはスペアタイヤが取り付けられるという構造をもって「ハッチバック化」されることに。
ヘッドライトやボディサイドには「ルーバー」が用いられてフェラーリとの関連性をうかがわせ、リアオーバーハングは極度に短く。マッシブな前後フェンダー、四本出しテールパイプ(しかも跳ね上げ式)、超ディープなホイールを持つという「一部の人々にとってはにはたまらない」仕様。
ドッグレッグ式の5速マニュアルはそのまま採用され、後輪にパワーを送ることとなるほか、ディスクブレーキとダブルウィッシュボーン式サスペンションが装備されています。
室内にはエアコンやゲート式シフトレバーなど、308のスイッチ類が多数流用されており、しかしそのデザインは独自性あふれるもの。
内装はフルレザー、そして重厚かつ高級感のあるつくりですね。
なお、このスバッロ・スーパーエイトにはフェラーリの車体番号が刻印されたままとなっており、つまり登録上は「フェラーリ」。
現在フランスのパリから(オンラインオークションサイトである)Bring a Trailerを通じて競売にかけられていますが、前回市場に出回ったのは4年前のベルギーで、183,000ドル相当で売りに出されていたという記録が残っており、当時の走行距離は27,000km程度で、現在では30,000キロ程度と記載されています。
ある意味では「フェラーリよりも目立つ」「所有する満足度が非常に高い」クルマだと思われ、入札の価値がある一台かもしれれませんね。